102 地図18(アスレア地方北東部)
ここでは第23章後半から第24章前半にかけて描写された場所の地図や地名を紹介します。
24章9話までお読みになってからご覧になることをお奨めします。
◎ 紹介する項目
1. アスレア地方北東部
2. 東方の地名など
◎ 注記
以下に掲載する地図はおおよそのイメージです。
ゲームのマップ風に作成しているので、実際の地形や縮尺とは若干異なります。
なるべく設定の地形や位置間隔に合わせていますが、「だいたいこんな感じ」とお考え下さい。
地図の内容は創世暦1002年1月初めのものです。
◎ 地図の境界線
黒い破線は、国境線を意味します。
◎ 地形について
山脈(灰色のもの)は、人の行き来ができない高山です。ごく一部の例外を除いて、山越えは不可能であり、軍の移動などはできません。
山地(茶色のもの)は、険しい山地ですので、移動が困難です。国土全体が山地であるアマノ王国やヴォーリ連合国以外は、原則として道を作りません。
濃い緑色は森、薄い緑色は草原もしくは普通の土地です。
薄茶色は砂漠です。
海のうち、濃い青の部分は魔獣が多い海域です。通常は航海を避けます。進入した場合、高い確率で巨大な海生魔獣に襲われ船が沈みます。
◆ ◆ ◆ ◆
1. アスレア地方北東部
◎ アスレア地方北東部
・大砂漠
オアシスに遊牧民が僅かに住む程度。
高緯度にも関わらず砂漠となっている理由は不明(大砂漠の北端で北緯54度、南端で北緯42度くらい)。
・アマズーン湾
大砂漠が終わった辺りに近い、大きな湾。
・アズル半島
アゼルフ共和国が存在する、アマズーン湾の南側の大きな半島(アズル半島の南端で北緯31度くらい)。
・ロラサス山脈
アスレア地方北東部中央に存在する山脈。
・ファミル大山脈
アスレア地方の東の境となる大山脈。
・メリャド山
別名、玄王山。ファミル大山脈の西に伸びた端にある。標高は5000mくらい。
かつて玄王亀プロトスが棲み、現在は孫のシューナがいる。
光翔虎ヴェーグが訪れたこともある(24章9話)。
◎西メーリャ王国
ドワーフの国。建国、およそ百年前。
かつて存在したメーリャ王国の最後の王太子ドロフが興した国。
大砂漠からの熱で非常に暑く、ドワーフ達は他とは違い短髪に短い髭にしている。
・王都ドロフスク
現在のところ話題に出たのみ。
都市ペヤネスクから王都ドロフスクは300km弱。
・都市ペヤネスク
最もキルーシ王国に近い都市。国境からペヤネスクは100kmくらい。
北緯50度を少し下回るくらいだが、大砂漠の至近で極めて暑い。
アスレア地方北部訪問団が西メーリャ王国で最初に訪れた都市(24章5話)。
・廃都メリャフスク
現在のところ話題に出たのみ。
かつてのメーリャ王国の王都。今は東西メーリャの国境で住人はいない。
◎東メーリャ王国
ドワーフの国。建国、およそ百年前。
かつて存在したメーリャ王国の王子イボルフが興した国。イボルフはドロフの弟で第二王子。
気候は緯度相応で寒く、ドワーフ達は他と同様に髪や髭を長く伸ばしている。
・王都イボルフスク
現在のところ話題に出たのみ。
◎キルーシ王国
人族と獣人族の国。
建国、およそ二百年前。正確には創世暦795年(現在が創世暦1002年)。
・王都キルーイヴ
アスレア地方北部訪問団が西メーリャ王国に旅立つ前、滞在した(24章1話)。
・都市ヴォースチ
『南から来た男』が残した転移の地下遺跡が近くのディリャネの丘にあった(19章14話)。
・都市ガザーヴィン
創世暦1001年秋までガザール家が太守を務めた都市。
現在は国王預かりで、王女ヴァサーナとの婚姻でエレビア王国の王子リョマノフが婿入りしたら二人が治める。そのときは南側の四つの都市も二人の統治下に置かれる。
・グルーチ砦。
西メーリャ王国との国境の砦。
アスレア地方北部訪問団が西メーリャ王国に入る前に寄った(24章3話)。
◎スキュタール王国
人族と獣人族の国。騎馬民族系。
現在のところ話題に出たのみ。
・王都スクガラン
現在のところ描写なし。
◎ズヴァーク王国
人族と獣人族の国。騎馬民族系。
創世暦1001年秋までのテュラーク王国。
東側に行くほど標高が高い。東端は平野部でも標高1000mを随分超える。
・王都フェルガン
アルバーノ達が密かに潜入(20章26話)。
・ディジャンの森
王都フェルガンの東南に広がる森。宮廷魔術師ルボジェクが秘密の研究施設を構えていた。
アルバーノ達が密かに潜入(20章38話)。
◎アゼルフ共和国
エルフの国。
シューナの故郷のプロトス山がある。
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2. 東方の地名など
◎ ヤマト王国
地球の日本に相当する国。ただし領土に北海道や沖縄に相当する地域は含まれていない。
・イリタニ
現在のところ話題に出たのみ。
カワド城の近くにある町。光翔虎のヴェーグが過去に訪れた(24章9話)。
カワド城は日本の江戸城に相当。
◎ ヤマト王国の近辺
23章25話でシノブ達が見た地図に載っている地名など。ヤマト王国の知識階級や遠洋航海をする者なら知っている。
全て現在のところ話題に出たのみ。
・ワタリ島
北海道に相当する島。ドワーフが住んでいる。
ヤマト王国の北端からは20km弱。ただし魔獣の海域があり行き来は容易ではない。
・アコナ列島
沖縄に相当する列島。褐色エルフが住んでいる。
ヤマト王国の南端からは200km程度。ただし魔獣の海域があり行き来は容易ではない。
◎ スワンナム地方
現在のところ話題に出たのみ。
地球の東南アジアに当たる地域。
禁術使いヴィルーダはスワンナム地方からイーディア地方に渡った。
森猿スンウ達の先祖をカカザン島に連れてきたのもスワンナム地方の魔獣使い。
・ルゾン島
スワンナム地方の一部。地球のフィリピン北部に相当。
堺屋助三郎という人物がルゾン島に渡って大儲けしたらしい。呂尊助三郎と呼ばれている。
◎ カン
現在のところ話題に出たのみ。
地球の東アジアに相当する地、もしくは国家群の名。
スワンナム地方と同様に魔獣使いがいるらしい。
・ダイオ島
台湾に相当する島。
アコナ列島の南西の端からは100km程度。ただし魔獣の海域があり行き来は容易ではない。
◎ カカザン島
森猿スンウ達がいる島。五芒星に似た形をしている。
島の位置は南緯14度少々。アウスト大陸の北海岸からは200kmくらい。
シノブ達はアウスト大陸の調査の一環で訪問し、スンウ達と仲良くなる(23章34話)。
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※関連地理情報
それぞれの国についての説明は「003 地名1(エウレア地方の国々)」に記載。
メリエンヌ王国内についての説明は下記に記載。
「004 地名2(メリエンヌ王国)」
「024 地名4(メリエンヌ王国・その2)」
「036 地名5(王都メリエ)」
「038 地名6(フライユ伯爵領)」
「069 地名7(ヤマト王国)」
「083 地名8(ヤマト王国・ウピンデムガ)」
※関連地図
・メリエンヌ王国周辺
「011 地図1(メリエンヌ王国周辺)」「043 地図4(メリエンヌ王国周辺 都市名入り)」に掲載。
・エウレア地方全体(アマノ王国成立前)
「032 地図2(エウレア地方の国々)」に掲載。
・ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領の拡大図
「041 地図3(ベルレアン伯爵領・王領・フライユ伯爵領)」に掲載。
・ベーリンゲン帝国(現在のアマノ王国)
「046 地図5(ベーリンゲン帝国・西部~中央部 都市名入り)」に掲載。
・メリエンヌ王国南部およびカンビーニ王国
「054 地図6(マリアン伯爵領周辺・カンビーニ王国・シュドメル海)」に掲載。
・ガルゴン王国およびアルマン王国
「065 地図7(ガルゴン王国・アルマン王国)」に掲載。
・エウレア地方全体(アマノ王国成立後)
「071 地図8(エウレア地方の国々・アマノ王国建国後)」に掲載。
・アマノ王国およびデルフィナ共和国
「072 地図9(アマノ王国・デルフィナ共和国)」に掲載。
・エウレア地方と周辺
「073 地図10(エウレア地方・東域および南方大陸の一部)」に掲載。
・アマノ王国・第一期街道開通後
「075 地図11(アマノ王国・第一期街道開通後)」に掲載。
・東域(アスレア地方)
「084 地図12(東域の国家)」に掲載。
・アマノ王国・第二期街道開通後
「091 地図14(アマノ王国・第二期街道開通後・河川あり)」に掲載。
・キルーシ王国・アルバン王国・大砂漠
「092 地図15(キルーシ王国・アルバン王国・大砂漠)」に掲載。
・広域地図(エウレア地方、アスレア地方、アフレア大陸の一部)
「097 地図16(第21章末までの補足)」に掲載。
合わせてアスレア地方の西南部や中西部も掲載。
・広域地図・イーディア地方
「100 地図17(広域地図・イーディア地方)」に掲載。
合わせてアウスト大陸の集落の名も掲載。




