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010 地名3(ヴォーリ連合国)

 ここではヴォーリ連合国について紹介します。



◎ ヴォーリ連合国全体(地名1での説明と重複している部分あり)

 メリエンヌ王国の北方に位置する国。ほぼ100%がドワーフ。ドワーフ十二支族の連合国家。

 メリエンヌ王国より若干小さく8割くらいの面積。山がちな国。

 周囲の国とは行き来は少ないが、メリエンヌ王国とは交易があり仲が良い。

 ベーリンゲン帝国とは国交はない。人族以外を差別する帝国を嫌っている。

 アルマン王国とは少しだけ交流があるがドワーフは海が苦手なのでアルマン王国側が一方的にやってくるだけ。

 国名はドワーフの言葉で山を意味する。昔は自分達を「山の民」と呼んでいたから国名もそうなった。

 人口は100万人弱。


 支族内は族長がしきるが、長老衆に諮問する形を取る。

 族長は長老衆により選ばれる。また、長老衆は族長の罷免を発議でき、支族内の成人男子の過半数の同意を得た場合、族長は罷免される。

 長老衆の影響が大きいため、保守的で伝統が重視される。ドワーフの頑固な性格も影響している。

 父権社会で、族長と長老衆は男のみ。

 ただし、女性は女衆として纏まっているので、女性の意思を無視すると食事も出てこなくなるし酒も割り当てられない。そのため、通常男性は威張って見えるが、女性をないがしろにすることはない。


 10年ごとに支族の族長が集まり、互選で大族長を決める。

 現在はアハマス族の族長が大族長。大族長は全体の方針を決めるが、それぞれの支族の内部には原則口出ししない。連合国家として他国とどう付き合うか、という外交面を担当する感じ。



◎ アハマス族の土地

 人口9万人くらい。ただし、正確な統計はない(どこの支族も同じ)。

 メリエンヌ王国との国境を越えてから、北に90kmくらいのところに中心となる集落セランネ村がある。


 アハマス族の土地はメリエンヌ王国との入口なので、アハマス族から大族長が出ることが多い。

 他に他国との交易ルートが少ない。ヴァルゲン砦経由以外だと、アルマン王国とは少しだけ交易をしている。

 ただし、ドワーフは海が苦手なのでアルマン王国側が一方的にやってくるだけ。アルマン王国のある西の海に面した土地を持つブラヴァ族が二番目に外交通。



◎ セランネ村

 現在のアハマス族の族長であり、大族長でもあるエルッキ・タハヴォ・アハマスがいる集落。

 現在は、支族の中心となっているが、族長が変われば、そこが中心となる。

 ただし、セランネが最も大きな集落で戸数にして250くらい。そのため、セランネから族長が出ることが比較的多い。

 メリエンヌ王国との国境を越えてから、北に90kmくらい。

 比較的開けた盆地状のところ。標高600mくらい。



◎ エトラクラ村

 ヴォーリ連合国の南端の集落。山間の小さな村。戸数にして120くらい。アハマス族が住んでいる。

 ヴァルゲン砦から30km、エトラガテ砦から20数km。標高1200mくらい。



◎ ティラバクラ村

 ヴォーリ連合国の南端の集落。比較的広い村。戸数にして180くらい。アハマス族が住んでいる。

 セランネ村とエトラクラ村のほぼ中間。標高700mくらい。



◎ エトラガテ砦

 ヴォーリ連合国の南端、ヴァルゲン砦から峠を挟んで向かい側にある砦。

 アハマス族が守っている。ヴァルゲン砦と同じく、交易などの拠点となっている。ヴァルゲン砦ほど大きくない。

 リソルピレン山脈の中腹。ヴァルゲン砦より少し高く、標高1400mくらい。

 標高のためか、それとも山脈の北のせいか、ヴァルゲン砦より少し寒い感じ。



◎ セランネ街道

 アハマス族の土地を南北に貫く主要街道。

 名称はアハマス族の中でも一際大きな集落セランネ村を通っていることからついた。

 ベルレアン伯爵領の領都セリュジエールからヴァルゲン砦までの、ベルレアン北街道へと繋がっている。

 ヴォーリ連合国から他国へ続く陸路で、大きな荷馬車が通れる街道はここしかない。そのため普段は隊商で賑わっている。



◎ ヴェスタ街道

 セランネ村から西に伸びている主要街道。ブラヴァ族の土地へと繋がっている。その先は海。

 海路での交易に回すものはここを通るため、隊商も多い。



◎ 竜の狩場

 竜が活動期に入ったとき、獲物を捕食する領域。活動期以外は竜は姿を現さない。そのため、普段はドワーフ達の狩猟の場となっている。また、良質の鉱山も多くあちこちで鉱石の採掘も行っている。

 狩場の東側はセランネ街道、北側はヴェスタ街道、南側はリソルピレン山脈の稜線。東西150km、南北80kmくらいの楕円形に近い形状。


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