序章
なぜ古文の授業はこんなに眠くなるのだろう?
昔の人も日本人なら日本語喋れよと思いながら6限目を受ける。
ちなみに自己紹介しておくと、俺は風見 優。 桜学園高等部2年だ。 このバカみたいに生徒数の多いマンモス校で一応学年トップの成績を保持している。 自慢にもなりゃしねえ・・・
(チャイム)
優「さて、帰るか」
??「お~い 優! 今日、道場来るだろ?」
優「ん? 今日はいかね~よ」
??「なんだよつまんね~な~ 今日こそ新技くらわしてやろうとおもったのに」
優「透・・・ お前ももう少し言動を女らしくしてみたらどうだ??」
透「うるさい! 私の勝手だろ! それに私が 「~なのよ」とかいってたら変だろうが!」
こいつの名前は片山 透。(カタヤマトオル)
家が道場で男ばかりに囲まれてきたせいか口調と態度がスゲー男勝り。 ちなみにこいつの母親は超がつく美人で、スゲー優しい。そして父親の方は「男!!!」を人に仕立てあげたかのような人だ。 こいつは母親似なんでスゲェ美人なのに・・・世の中そう甘くはない! こんな性格なんで男女とわず友達は多いが恋愛対象として見られることはまずない!しかし、女子からは非常に好かれていて今学期ですでに6人の女の子から告白を受けている。 俺の幼なじみ。
優「うん 確かにキモい」
バコッ!!
優「痛ってー!! 何すんだ!!」
透「お前に言われると腹立つ」
良一郎「やってるねぇ~ ご両人。 夫婦喧嘩も程々にしろよ~」
優・透「違うわ!!!!!」
バキッ ドゴッ ドォーン
良一郎「ナ、ナイスパンチ・・・だぜ・・・グフッ」
このバカは杉山 良一郎 基本的にバカだが・・・やっぱりバカ 運動神経は抜群だか頭は悪い ちなみに・・・バカ
良一郎「・・・説明酷くない?」
優「何の話だ?」
透「バーカ」
結花「あの・・・ ちょっといいかな・・・」
優・透・良「んっ??」
結花「先生が優くんの事呼んでたよ・・・」
優「あぁ 悪いな結花。 富沢に俺は帰ったって伝えといてくれ」
結花「だっ、ダメだよ~。 先生怒っちゃうよ~。」
この子の名前は佐藤結花
良一郎と正反対のマジメちゃんだ。 男子からの人気も高く 成績は425人中4位と優秀組の1人。 だけど いつもオドオドしてて周りに圧倒されてる(笑) 運動音痴でかなりの天然。 昔から好きな人がいるらしいが俺達幼なじみも誰かは知らない。
透「サッと行って来て 早く道場行くぞ」
優「あぁ・・・?? 何で行くことになってんの??」
良一郎「富沢先生からのラブコール 羨ましいね~」
優「じゃあちょっくら行ってくるわ。 透 任せた」
透「了解~」
俺が教室を出た後 学校中に悲鳴が響き渡った・・・