苛立ち
「くそっ!!!」
俺は自宅周りで地面を蹴っていた。
伊藤真とかいうクズが称賛されていて俺みたいな真面目な奴が貶められてしまうこの現状に間違いしか感じられないのだ。
(レベルも全然上がらないし、上がってもステータスの上昇は殆どない。今はでは伊藤真の半分のステータスもない...! 殆ど同じレベルなのに...だ)
今の俺のレベルは15、そして奴が18だ。
表面上はたったの3しか差がないのに全く太刀打ちができないほどの差がそこにはあった。
力は50以上の差があり、HPは100くらい差がある。
こと防御力に至っては150程度の差があり、更に装備できる物にさえ差があるのだ。
どうしようもない絶対的な差。
それがステータス画面に無慈悲なまでに現れていたのだ。
「ちくしょう...。俺じゃあ伊藤真に一生かかっても勝てないというのか?」
そう思うと腹が立たずにはいられない。
「なんであんな奴が5体満足で世界を歩けていて、俺の妹が病気で一切身動きが取れないんだよ!」
そう思っていても今は自分の無力さに打ちひしがれるしかないのでした。




