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4.ようこそ!

電池無くて警報が出て文字消えた。こまめに保存してたのに…

土曜日、ついに来た。いつまで待ったか。

…正直そこまで待ってない。

朝から東京へ行く為に電車乗った。

お父さん、朝から送ってくれてありがとう。


んで、だ。

十五時半に到着。市街地。

ん?

…住所ちがう?…にゃんでぇ…?


「急げえええええあああぁぁぁぁあ!!!」


今度こそ到着。四十五分。市街地。発展してる。


冬で良かった。夏だったら死んでた。


?「こんにちは、紅太くん。待っていたよ」


紅「お前が呼んだのか?」


?「うん。ボクのこと、覚えてたりする?」


紅「んん?…へ?」


そこにいたのは…












 

かつての親友、青山浅葱(アオヤマアサギ)の姿だった。


浅「ここじゃあ何だし、上がってよ」


浅葱は保護眼鏡を外し、手招きする。

青山浅葱。高度な知力があり機械工学に強く、その頭でのし上がり、現在では高校生ながら大学教授との会話の場があったり、企業とのタイアップだったりする程にはその分野で有名だ。

(あと優男な感じの為女性人気もあるそうだ)


紅「おっ、おう…」


モダンな家。その横を見るとでっかい倉庫がある。

靴を揃えていると、浅葱に「口調、グレた?」と聞かれた。

紅「そりゃ幼稚園のと比べたらな」


浅「まぁねー」


家で話すのかと思えば、スリッパに履き替え、倉庫へ行くようだ。


───────────────────────


紅「おお…なんてこったぁ…」


それはウォーカーローダーだが、少し違うようだ。


浅「これが、警備用にボクらが作った正式採用ウォーカー『シティーガード』だよ」


白いウォーカーローダー。作業用では重機に腕と足が生えた感じだったがこちらは完全人型だ。


T字の鎧のような頭部。右手に…警棒?なんで?


浅「左腕には腕部ガトリング。ネット弾やトリモチ弾など拘束用の物やフレアも使える」


警察モチーフな感じか。

すげぇ技術だよ本当に。


紅「ほぁー…」

浅「紅太くん目が輝いてる」

紅「…これに乗るのか!?」

浅「うん、そうだよ?」

紅「…よっしゃあ!ありがとな!」

浅「いいの?」

紅「いいんだろ?」

浅「…ありがとう」

浅「改めて」


浅「ようこそ

『超科学研究所ウォーカー犯罪対策部』へ!」


親友に、手が届いた。


紅「宜しくな!」


それから、契約書を書いて、細かい操作せつm


ダァァ、ダァァ、ダァァ、ダァァ…

ドガァァァン!


い…?


浅「!なに!?」


浅葱の部下さんが来る。


部「五百メートル先、ウォーカーが車を壊しながら移動中!」

浅「なっ!?」

部「先にあるのは…銀行です!」

浅「…どうすれば…」






紅「ッチィ!」






浅「紅太くん!?」

紅「行ってくる!」

浅「あぁもう!操作は中に入ったらでいいね!?」

紅「もち!」


コックピットの座席に座る為、ドックの階段へ急ぐ。


浅「鍵を!」


チャリッ


紅「へぇい!」


ガッ


浅「ナイスキャッチ!」


コックピットに座る。


浅「鍵穴があるはず!」


あった。そこにドッグタグ付きの鍵を差し込み、ひねる。


キゥゥゥゥゥイィィィィィィン

《メインシステム起動。超科学システム起動。》

《メインコンソール、ジャイロシステム、起動。》

《お待たせしました。パイロット認証…クリア。》


紅「さっき入隊…入部?したのに!?」

浅『やっておいたよ!』

紅「おぉぉう浅葱?すっげぇなこれ!」

浅『超科学ってやつでね!凄いのよこれ!』

紅「後で聞く!」

浅『はぁい!』

浅『お待たせ!…機体ロック解除、ハッチ閉鎖、橋を前へ…』


さっき渡った橋が回転し道が開く。


ハッチが閉じ、スモークがかかる。パイロットを隠匿する為だろうか。


浅『説明するよ!左右レバー前で前進、後ろで後退、左右移動もこ(ry』

部「急いで下さい!もうヤバいっす!」

紅「とりま行くわ!」

浅『基本的にこんなだよ!』

紅「おけ!」

浅『タイヤ展開、ブースター起動!』


タイヤあるんかい。


紅「了解!」パチッパチッパチッパチッ


浅『細かい事はAIがやってくれるよ』

紅「冷静になったか…」

浅『?なんか言った?』

紅「なんでも!」

浅『そっか、じゃ』



浅『シティーガード…出撃!』



紅「いよっしゃぁぁあ!」


レバーを前に。


ギュウゥン!!!!!


紅「はっええええええええ!!!!!!!!!!!」











───────────────────────











犯罪者のウォーカーローダーは、奇しくも紅太が見た物と同型だった。


ガァン!

ダダダダダッ

ドガァァァン!

車を壊して歩く。


目指す銀行は目前。


そこに


ウーーーーウーーーーウーーーー


犯罪者は

「警察か…」と思った。


しかし、違うようだ。





ウォーカーローダーだ。




紅『こちらはウォーカー犯罪対策部だ!速やかにウォーカーから降り、投降しろ!』


犯「誰がするかよっ!」


犯罪者は右手のアームをシティーガードの左肩に刺すが避ける。


紅「警棒の威力は?」

浅『やってみてよ!』

紅「了解っと!」


紅太はウォーカーの首に警棒を向け切る。


首が飛ぶ。


犯罪者は頭部カメラが消え胴体で紅太を見る。


紅「危なっこれ!」

浅『赤熱化してるんだよ』

浅『!気をつけて!』


犯「クロゥ──────!」

紅「、頭!」


シティーガードは頭を傾げ、クローを避ける。


犯「は?はあぁぁぁぁぁぁぁあ!?」


紅「警棒だぁぁぁぁぁぁぁあ!」


クローを切り落とす。


犯「くっそぅ…」


犯「…仕方ない、逃げる」


ガンッ、ガンッ、ガンッ。


紅「逃げるか!それなら?」

浅『勿論!』

紅浅『「トリモチ弾だぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」』


紅太はトリモチ弾を犯罪者の足に撃つ。

ヒット。


犯「ん!なんじゃそりゃ!」

紅「浅葱、警察は?」

浅『すぐ来るよ!』

紅「おけ!」

紅『今から警察がお前を捕まえる!観念しろ!』


ウーーーーウーーーーウーーーー


紅「来たか…」

浅『帰ろうか。』

紅「だな。」


───────────────────────


浅「お疲れ。どうだった?」

紅「楽しかった。けど」

浅「けど?」

紅「俺田舎暮らしだぞ?」

浅「大丈夫よ?」

紅「え?」

浅「超科学で作ったワープゲートがあるから、あっちに置けば一瞬でこっちへ来れる」

紅「え?」



紅「ええええええええええ!?」


紅太は、超科学って魔法じゃね?と思った。

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