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じぶんさがし

作者: しおまる

「日記」をテーマに書きました。言葉にすることで自分が理解できることってありませんか。

今日も私は日記を紡ぐ。

日記は私の物語。

日記は私の歴史(ヒストリー)

今日も私は言葉を紡ぐ。

宇宙ソラに広がる星屑の

大地にひしめく生命いのちのような

数多の言葉を散りばめて

昨日の私はどんな私か。

今日の私はどんな私か。

明日の私はどんな私か。

私は私を探している。


「またよく分からないポエムを吟じてしまった・・・」

思わず日記の上を滑らかにはしる筆をとめてぼやいてしまった。

これで何度目だろう。心を安定させるために日記で自分探しをしているといつもこうなってしまう。何度も何度も繰り返しても結果はすべて同じなのに。

私は日記のことを『私の博物館』と呼んでいる。日記にはこれまでに日記を綴った『私』がたくさんいるのだ。楽しかった日の私、幸せだった日の私、つらかった日の私、悲しかった日の私。たくさんの『私』が日記の中にはつまっている。日記を読み返せばいつでも色んな『私』がそこには展示されている。

もう一つの『私の博物館』の意味は『私』という存在を記録し、未来に残すこと。今日の私は明日には昨日の私に。明日の私は明後日には昨日の私になってしまう。変わりゆく『私』の一瞬を切り取って未来に残す。これが積み重なって『過去の私』から『私の歴史』へ変わっていく。歴史は過去から未来への道標となる。『私』の歴史は『私』の未来への切符なのだ。だから私はいつも最後にこう綴る。


過去は現在いま

現在いまは未来へ

今日も『私』は歴史を紡ぐ。

明日の『私』が見つかるように。

未来の『私』が『私』であるように。


「日記」をテーマに書きました。物語もそのうち書いてみたいなとか思ってます。

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