表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
唯一の才能  作者: 僕はれむぅ
1/1

プロローグ

 俺には才能が無かった。

 剣術も魔法も人並み、強くもなければ弱くもない。

 普通の家に生まれたのならば、それでも良かったのかもしれない。

 だが、父さんは魔王を討伐した英雄の1人だ。


 多くの人に期待された……英雄の子が英雄になることを


 繰り返そう、俺には才能が無い。剣術も魔法も才能が無く、まして特別な力を持っているわけでも無い。


 本当にただの「凡人」だ。


 それに気づいたのは、5歳の時だ。


 当時5歳の父さんが、わずか1時間で第一階梯魔法を習得したのに対し、俺は一週間もかかったのだから嫌でも自分の才能のなさが分かってしまうというものだ。


 俺は英雄の子供だ、だから強くならなければならない。それを、周りの人間たちが、そして、父さんが望んでいる。


 俺は必死に努力した。

 毎日朝の5時から24時まで、それこそ寝る間も惜しんで努力した。


 ただ、期待を裏切らないために

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ