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魔法の打てない最強魔法使い  作者: ノーマニア
2/19


<村 >


日光と鳥の鳴き声で目がさめる。

こんな体験自分がすると思っていなかった。


マジで鳥の声がうるさい。これ以上は寝れない。

人が動き出しているのがなんとなくわかる。

彼らはどこかに向かっている。大人もいれば子供もいる。

俺もそれについていく。なんだろう。好奇心だろうか。

目の前の大人2人が何かを言っている。世間話だろうけど全然頭に入ってこない。



やばい!!!!

金なし。

言葉も通じない。

どうしよう、、、



少し歩くとそこには井戸があった。すでに列ができている。

「30人くらいかなぁ。。。」


しばらく待つと水を汲み終わったシスターと子供達とすれ違う。

何を言っているのかはわからないがこの村には教会があることがわかった。

あとで行ってみようか。

そんなことを考えていると自分の番になった。

井戸なんて人生で初めてだよ。

使い方は前の人を見てたからわかるけど、、、


この水

安全なのか?

腹壊さないよな?


でも昨日から水分をとっていないのもやばいよな。。。

仕方ない。


井戸から水を汲んで水を一口飲む、、、

あれ?思ったほど泥臭くない。


コップ2杯分くらいの水を飲んでその場を離れた。

なんか後ろの人の視線が怖い。



「ちょい探索でもしてみるか」

20分も歩くと一周できてしまった。

村は大きくない。

ここがどんな村があるのかなんとなく理解できた。


「それにしても腹が減った。」

水だけでは限界がある。

さっき行った井戸の周りに草が生えていたな。

菜の花って確か食べれたよな。そんな記憶で菜の花を探しひたすら食べる。

俺昨日の夜から何も食べてなかった。




改めて村に戻り教会を目指す。

そこには先ほどすれ違ったシスターが掃除をしていた。

ここの言葉はわからないけどとりあえず日本語で話しかけて見る。

シスターは何か返事をしてくれているようだが通じない。

やばい。。。どうしよう。やっぱりダメか?

そんなことを思っていると近くで子供が枝で土に絵を書いている。

それだ!!

と思いシスターが集めていたゴミから枝を拾いその場に絵を描く。


家+X       家がないこと。

人+吹き出し +X 言葉がわからないこと。


頼むわかってくれ!!

シスターはジェスチャーでここのシスターだと教えてくれた。

単語はわからないけど 二度繰り返して同じ言葉言われたために彼女がアナという名前であることがわかった。

この世界に来て初めての人との繋がりに安心した僕は涙が止まらなかった。

安心ってすげぇ


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