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【手厳しい花ちゃん】
心配顔のパパ、実はお風呂場の戸に耳を当てている。
「さっきは言いすぎてゴメンね」
謝ってくるママに
顔を、抱えている弟で隠したまま
「こっちも言い過ぎたし」
まるで、渡真斗クンが喋っているようだ。
戸口にいるパパも、これを聞いて
「よ、よかった」
だが、花ちゃんは弟の右手を上げ
「ハイ!」
「何?」
「一番情けないのがいるし!」
「だ、誰?」
目を丸くするママに
「一言も喋らんかったパパやし!」
この時、何かが崩れる音がした。
心配顔のパパ、実はお風呂場の戸に耳を当てている。
「さっきは言いすぎてゴメンね」
謝ってくるママに
顔を、抱えている弟で隠したまま
「こっちも言い過ぎたし」
まるで、渡真斗クンが喋っているようだ。
戸口にいるパパも、これを聞いて
「よ、よかった」
だが、花ちゃんは弟の右手を上げ
「ハイ!」
「何?」
「一番情けないのがいるし!」
「だ、誰?」
目を丸くするママに
「一言も喋らんかったパパやし!」
この時、何かが崩れる音がした。
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