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【花ちゃんとメダカ君 1】
「よし、描けたし」
お、線香花火――かあ? 黒で塗られた背景の上に、オレンジ色の×が三個描かれているだけじゃないかあ?
この時
「おねえちゃん、あれ!」
何やら指している、渡真斗クン。
「水槽って?」
怪訝そうな顔でそれに目をやった彼女、思わず
「メダカが、知らんうちにデッカクなってるし! 魚だけに、うお! やし。ぎょ! でもオーケーやし」
今更ではあるが、誰かさんにメダカと名付けられた、そんな不憫なナマズのことである。
「よし、描けたし」
お、線香花火――かあ? 黒で塗られた背景の上に、オレンジ色の×が三個描かれているだけじゃないかあ?
この時
「おねえちゃん、あれ!」
何やら指している、渡真斗クン。
「水槽って?」
怪訝そうな顔でそれに目をやった彼女、思わず
「メダカが、知らんうちにデッカクなってるし! 魚だけに、うお! やし。ぎょ! でもオーケーやし」
今更ではあるが、誰かさんにメダカと名付けられた、そんな不憫なナマズのことである。
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