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【渡真斗クン、試験を受ける 7】

「す、すご!」


 驚いて、口を開けたままの春クンに


「十分合格やし!」


「そ、そうだね。じゃあ、次は理科?」


 これに花ちゃんが


「それって多分、この辺りで一番やし」


「そうかも。水族館で、全ての魚の名前言えたもんね。じゃあ、算数?」


「それって多分、日本一位やし」


「確かに、このまま大学生にもなれそうだしね。あとは?」


「歌も案外うまいし、絵も一応かけるし」


「じゃあ、やっぱり?」


 ここで二人、声を合わせて


「天才やし!」



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