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【どうした? 花ちゃん】

「さあ、着いたぞ!」


 早速水着に着替えて、砂浜へと駆け出したお二人さん。

 花ちゃんのは赤い花柄で、おまけにスカート付だ。


「花ちゃん、まさに“赤い花”やなあ!」


「おじちゃんも、まさに“クマ”やなあ!」


 要は、毛むくじゃらなのだ。


 その時


「ひと泳ぎすっか!」


 お菊さんが、海の中に入っていった。


「あ、待ってよ!」


 続けて春クンも中に入ったのだが


「あれ? 花ちゃんもおいでよ!」


 砂浜に取り残された花ちゃん


「実は泳げんし」



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