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【花ちゃんとカレー 6】
弟を連れて部屋を出て行った花ちゃん――いや、ドアを少しだけ開けて中の様子を覗っている。
一人残されたパパ、首を傾げながらも
「じゃ、いただきます!」
早速、スプーンを口に
それはもう地獄だった。鍋の底のほうは、もはやカレーではなかった。
「ぶぶっ!」
思わずむせるパパ。だが愛娘の作品だ。
「ククッ……ゴックン」
漢方薬に瓜二つの味だった。
その光景を、こっそり見守っている花ちゃん
「こ、根性あるし!」
親の心、子知らず
弟を連れて部屋を出て行った花ちゃん――いや、ドアを少しだけ開けて中の様子を覗っている。
一人残されたパパ、首を傾げながらも
「じゃ、いただきます!」
早速、スプーンを口に
それはもう地獄だった。鍋の底のほうは、もはやカレーではなかった。
「ぶぶっ!」
思わずむせるパパ。だが愛娘の作品だ。
「ククッ……ゴックン」
漢方薬に瓜二つの味だった。
その光景を、こっそり見守っている花ちゃん
「こ、根性あるし!」
親の心、子知らず
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