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エピソード2 準備

遅くなってすいません。パソコンが壊れてしまいなにもできない状態でしたが、なんとか直りました。これからしばらく亀更新になってしまいますがお許し下さい。

 「神には三つの階級があるんです。存在が貴方達人間に知られ崇拝されている上級神、いわゆるゼウス様やク○ゥルー様ですね。次に人間には存在を知られているが崇拝されていない中級神、たとえばそうですね~伊邪那岐さんと伊邪那嵋さんとかですね。あとは・・・・・・存在や名前も知られてなく崇拝もされていない下級神、私とかですね。」


 今俺はこの名無しの神様に神様の世界の階級制度について聞いていた、てか本当にいたんだク○ゥルー。


「名無しなんて失礼な!私にはフェイルてゆう名前があるんです!」


 アッハイ、すいません。


「もう少し敬意をはらって下さい。これでも神なんですよ。」


「いやなんか、敬意をはらうっていう事が頭に浮かばないんだよね。最初はそうしようとはしてたんだけど、なんか今じゃ存在感があるけど普通の人みたいな感じなんだよね。」


「やっぱりそうですか、この通り下級神は『力』があるんですけど、信仰がないとほとんど人間と変わらないんです。」


「あの『力』ってのは?」


「神としての権力ですよ。世界にどの程度介入出来るか転生者にどれだけ能力を与えるか、その他には........世界を創るもしくは創り変えるとかですね。」


「マ・・・・・・ジですか。」


「超マジです。」


 神スゲー!!!


「話がそれましたね、それで神が昇格するには三つ方法があるんです。一つ目は世界に良い影響を与えて昇格する、二つ目は上級神などの手伝いをして昇格する、そして三つ目は新たな世界を発見調査しその世界を手に入れ昇格する、この三つの方法です。」


「ハイハーイ質問。」


「なんです?」


「あの、三つ目の方法だけどもそんなことあるの?」


「はい、ごく稀にですがあります。誰が調べるかはくじ引きをして決めます。」


 決め方ショボ・・・・・・神様も以外と人間と変わらないのね。


「調査の際は自分の部下を使って調べるか転生者達に行ってもらうかのどちらかです。」


 ん?


「じゃあ俺はあんたの出世の為にここに連れて来られたのかよ!!!!!」


「はい、でもそれじゃあ他の神にもチャンスがこない・・・・・・・・・・だから自分の調べられる番にするためにその神が調べてくれないかとお願いした転生者達を皆殺しにするんです。」


 え?


「おいおい冗談はよしこちゃんだぜ・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・残念ながら冗談ではないんです。実は貴方以外にもチケットを送っているんです。でも送った人達はみんな死んでるんです。」


what?


「混乱なさるのもわかります。しかし送った200人のうち199人がもう既に亡くなってるんです。」


 ほぼ全員じゃん、


「そんなに重要なの三つ目の出世方法?」


「はい。調べて手に入れた世界の神になるのは上級神の仲間入りしたことと同じですよ。そんなおいしい出世方法があるなら誰もがやりたがらないわけないじゃあないですか!!!!」


「アッハイ。・・・・わかりましたけど。あのーあまり顔を近ずけないで下さい。」


「あっ失礼しまいました。」


 近い、顔が近い、フェイルさん落ち着いてください。興奮して顔を近ずけるのは俺もよくやるけど女の子がやることじゃあありません。俺が勘違いしてキスしちゃうでしょ。


「じゃあフェイルさんはその栄えある調査隊第一号に選ばれたんですよね。」


「ええ、その通りです。でも邪魔されているんですけどね。」


「それが199人暗殺てわけですか、あれでもそんなことしてたら人類や他の異世界の人達も全滅することになるのは必然的じゃあ?」


「いえ、それはありえません。なぜならそうならない為のルールがあるんです。」


 成る程、確かに神といえどちゃんとしないといけない訳か。


「それってどんなの?」


「えっと確か、『神は一度チケットを送ったら二度送ってはいけない』だったはずです。」


「なるほど、それなら全滅するわけないわ。」


「いいえ、そうでもないですよ。確か全滅した異世界もありますよ。」


「oh・・・・・・マジか。」


 うわーマジかそれ。守れてないじゃないですかーやだー。


「ええ、だから急いで貴方をここに呼んだんですよ。」


「へー。あれでも、俺て確かチケットを破ろうなんて考えてなかったはずでは?」


「はい。だから急いで貴方の意識に入ってチケットを破ったんです。私が!」


 うんフェイルさんそのムカつくドヤ顔やめようか、俺がおもいっきり殴りたくなるから。


「・・・・・・・・やっぱり俺を守る為にやったことなんですか。それとも自分の出世のためにですか?」


「それは・・・・どう答えて欲しいですか?『貴方のためにやりました』、それか『私の出世のためにです』、か。」


「いえ、・・・・・・・やっぱりいいです。」


 ある意味答えたようなものだ、それは。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのフェイルさんはどうして俺を呼んだんですか、だって俺以外にもいい人はいたんですよね。でも選ばなかったその理由は?」


「それは・・・・・・・・・単純ですよ貴方以外もう人がいないからですよ。」


 そう答えたフェイルさんは顔を俯かせたが・・・・・・・・・・・うんウソではないようだな。


「よかった、ここでウソつかれたら俺もうフェイルさんのこと助けないでそのまま静かに暮していようかなって考えていましたから。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうして?」


「え?」


「どうしてですか?普通はここでウソでもいいから、『貴方が気に入ったから』とかのほうがいいのでは?」


「いやーそりゃーまあ、そんなラブコメみたいなセリフでもいいんですけど。でもやっぱり俺は本音の言葉の方がいいんですよ俺は。まあ理由は神様だから知ってるんでしょうけど。」


「そう・・・・ですか。・・・・・・・・・・・ありがとう。」


「いえいえ。それで俺はなにをすればいいですか?」


「では、こちらに。」


 そう言いながらフェイルさんに案内され、ポツンとたたずむ扉の前についた。やっぱりこーゆー冒険ファンタジーは扉からスタートだね!ほらそっちのほうがもりあがるじゃん!

 そんな中二病みたいなことを考えていたら、フェイルさんがiph○neみたいなものをもって来た。


「フェイルさんそのiph○neみたいなのなんですか?」


「ふふ~ん。これはですね私だけがあげることのできるものなんですよ。」


「ヘーソーナンデスカー。」


 下級神のフェイルさんがくれるものってなんかショボそう。


「なんでそんな棒読みなんですか!まったく・・・これはですねーゴッドフォンていうちょー便利アイテムなんですよー。例えば他の世界のこと調べようと思ったら一発でわかりますし、自分のいる国やその世界のこともしれるんですよ。でもやっぱりいらなそうですねこれ。」


「ショボそうなんて考えてすいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 なんて使える便利アイテムなんだ・・・それがないと僕ちゃん死んじゃうかもかも。


「まあ、これから行く世界のデータはないですけどね。」


 なんて使えない便利アイテムなんだ。

 これを考えた人(?)に文句いいながらもらったゴッドフォンを手にもってみる。うんこの手触り、この感触、そしてこの軽さ、これはいい物だ。


「じゃあそれにデータをいれるのが俺の仕事ってことですか?」


「はい、その通りです。その国に行ってくれれば勝手にデータが書き込まれますから、安心してください。」


 よかった、いちいち手作業でやらなくてもいいわけか。本当に便利アイテムだな、うんやはりこれはいい物だ。


「あと貴方には能力差し上げましょう。」


「マ・・・マジで?」


「ええ、といってもあまり派手なものではないですけど。」


 そーなのかー。


「能力ですが、ふたつあります。まずひとつ目が『どんな言葉もわかる能力』、これはありとあらゆる言語と話がわかります。まあ向こうの言語が日本語とも限りませんし。」


 ですよねー。


「そしてふたつ目が『仲間をみつけることが出来る能力』です。この能力は仲間になりそうな人がいるとその人のまわりにオーラが見えます。オーラが強ければ強いほどその人が仲間になってくれる確率は高くなります。」


 なんかゲームシステムでありそうな能力やなふたつ目は。でもありがたい、ひとりで旅してまわるのはマジで無理だから。ひとりさびしい。


「そして最後にあげることの出来るものは、貴方に新しい名前をあげることです。」


 え、なんで?


「実は転生者の方々はみんな新しい名前で転生するんですよ。」


 そーなのかーじゃねーよ!


「えーでもほら、ぞくに存在する転生する感じの小説とかマンガは名前変えてないじゃないですかー。」


「そんなもんしるかーーーーーーーーーーーー!」


 えーーーーー。

 なんか怒られたなう。


「大丈夫、とてもカッコイイの考えてありますから。」


 信用ならねー。


「ちなみにどんなのですか?」


「皇帝と書いてシーザ「はい、ストップやめようかー。」なんでですか!」


「それを聞いて喜んでそんな名前になるかつーの。」


「しかたないですねーじゃあもう、藤宮 昴でいいんじゃないですか。」


「なんでそっちを先に言わないんすか。」


「えーだってカッコよくない。」


 そんな理由かよと思いながらため息をついていると、


「これであげるものは全部です。・・・・・・次に会う時は死んだ時か、それかちゃんと終わった時かのどちらかですね。」


 急にしんみりした顔でそんなことゆうもんだから。


「いふぁい!いふぁいですう~~。」


 おもいっきりほっぺをひっぱてやった。

 うんよくのびるねこのほっぺおもちみたい。


「なにするんですか急に!」


「いやなんか、しんみりしてるからつい。」


「ついで私のほっぺひっぱらないでください!」


「いいじゃん減るもんでもないし。」


「じゃあ貴方の寿命をへらしましょう。」


「ごめんなさい!!!!!!!」


 土下座なんていくらでもしてやる。だから減らさないで俺の寿命!


「あのもういいですから顔あげて、さっさといってください。いいですね、わかりました!」


「イエス!マム!」


 こんなとこからすたこらさっさだぜ!待ってろよ異世界!

 こうして俺藤宮 昴の冒険は始まった。ねぇそういえば俺これからどこに行くの?

感想待ってます。


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