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無題

「なんか…猿っぽいけど…ちょっと違う!?」


ユウマはあることに気が付いた。



「は…羽根生えてる…!?」



「キーッ!! キーッ!!」



「ん…鳴き声は猿だな…。」



「キーッ!! キーッ!!」



羽根の生えたその猿はユウマ達を威嚇するような鳴き声を発し、羽根をバサバサと広げユウマ達の頭上を飛び回る。



「キーッ!! キーッ!!」



木々の間を縫うように飛び回る姿はまるでコウモリのようだった。



「猿っつうか…体のバランス的には手足があるコウモリだな…。」



ユウマ達は頭上で飛び回るコウモリのような猿を見続けている。



「ユウマ! 逃げよう……キャアッ!!」


「キーッ!!」


コウモリ猿は女の子に頭上をバサバサと飛び回り威嚇し始めた。



「ユウマ! 助けて!」



女の子は頭上で飛び回るコウモリ猿から身を守るため両手で頭を抱えてしゃがみ込んだ。



「え…? ぇッ!? どうすりゃいんだよ…!?」



ユウマは混乱し、女の子と同じ様に両手で頭を抱えて、しゃがみ込んでしまった。



「キーッ!! キーッ!!」


「ユウマ…!」



コウモリ猿の威嚇攻撃から身を守る二人だったが、そうこうしている内にもう一匹コウモリ猿が飛んで来てしまった。



「キーッ!! キーッ!!」


飛んで来たコウモリ猿もユウマ達の頭上をバサバサと飛び回りながら鳴き声をあげ、足でユウマ達の頭をゲシゲシと蹴り始めた。



「いやッ!! やめてッ!!」


「…!! どうすりゃいんだよ…つか、なんなんだよ!! 猿に羽根…しかもかなり攻撃的…!! 」




〈ガサガサッ!!〉



二人がしゃがみ込み、コウモリ猿に攻撃されているそんな時だった。


人影が二、三、姿を見え隠れさせた。



「だ、誰か居るのか…!? 頼む…!! 助けてくれ…ッ!!」


ユウマは見え隠れする人影に助けを求めた。


〈ガサガサッ!!〉



人影はユウマの助けには応えてくれず、この場から離れていった。



「そ、そんなバナナ…」


「キーッ!! キーッ!!」


「ユウマ…!!」

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