無題
「ユウマ君には、このゲームを攻略してもらいたいんだ…!!」
「へ……??」
「ゲームを……最後の敵、『阿修羅』を倒すとゲーム制覇となり、コネクトボックスに自動転送される仕組みなんだ。」
「無理無理無理ッ!!」
「いや、無理じゃないッ!! 大丈夫!!」
「無理だっつの!! つか、早く元の世界に戻してよー!!」
「…そういえば、『バリア』は?」
「あ…。」
「ユウマ君をこの世界に連れてきたのは、『バリア』だ、ユウマ君を元の世界に戻せるのも、『バリア』。」
「……み、皆で正面突破とかはダメ…?」
「それが出来ればとっくにしてるよ。アイツ等『モラルド人』は特別強い。それに、モラルド人らは私達プレイヤーが強くなりすぎる前に捕獲しにかかる。だから私達プレイヤーは十分に応戦できず、何も出来ないまま…。」
「ん…?つか、ここにはモラルド人は来ないのか?」
「私は現実世界でモラルド人に斬られた後、『バリア』を投入し、この『クラウディア』へのアクセスを遮断させた。だからこの『クラウディア』にいれば、現実世界からのモラルド人達の監視の目から逃れられる。ただ、私達運営内部の者がモラルド人側にいる限り、この『クラウディア』もずっと安全とは限らない。」
「たっだいまー!」
「キラリ!おかえりー!」
突然女の子が姿を現し、イリアと手を繋ぎはしゃぎ回った。
「イリアー!おみやげ!」
「え?」
イリアがキラリの後ろに目をやると、二人の男が立っていた。
「イリア…どっち欲しい?」
キラリはイリアの耳元でコソコソと話した。
「んんん、どっちもイケメンね…!!」
「こ、ここは…!!」
「どこだっつーの…!?」




