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無題
ビュン!! ビュン!!
ズシュッ!! ズシュッ!!
「グェェッ!!」
ユヤの放った矢がハルカを連れ去り飛んでいたリザバードに突き刺さり、リザバードとハルカはゆっくりと地に落ちていく。
「きゃああーーーッ!!」
「やべえ！ハルカが…!!」
ユウマ達はハルカを受け止めようとハルカが落下してくるであろう地点まで急いだ。
「うわぁぁぁぁ!!間に合わねー!!」
ハルカはふわりと地面に着地した。
「え…？」
ユウマ達は固まった。
「あ…あれ？大丈夫みたい…。」
ハルカも固まった。
「な、何であんな高いとこから落ちてきて無事着地出来るんだ…？？」
キラはハルカに問いかけたがハルカもよく分からないみたいだ。
ガサガサガサ!!
「ウウウ…!! オ前ダケワ連レテ帰ラネバ…!!」
ユヤの矢を食らいハルカと一緒に落下してきたリザバードがハルカを連れて行こうとする。
「何でハルカを連れて行こうとするんだ…!?」
ユウマがリザバードに問いかけた。
「ソノ女ワ何ヲスルカ分カラナイ!!私達ニトッテ邪魔者ナノダ!!」
「わ、私が…邪魔者…？？」
ハルカはリザバードの言っている意味がさっぱり分からない様子だった。
「どっちにしてもだな!!女の子を無理矢理連れ去るのは良くないぞ!!」
「そうだぞ!!モラルド人め!!」
キラとユヤは武器を構え攻撃態勢に入った。
「おい…!!ちょっと待て…!!モラルド人…て…このトカゲ人間がか…!?」
ユウマが攻撃態勢に入った二人に言った。
「ああ！コイツはモラルド人だ！」
「キラ…ユヤ…ちょっと待っててくれ…！」
ユウマは二人を静止させ、
モラルド人に近づいた。
「モラルド人…!!オレを…元の世界に返してくれ…!!」
