神秘の種。7
「……無理はしないって約束しなかったか?」
「ええ……ごめんなさい……」
私がうつむきながら謝ると、アレクはそのまま私の頭を撫でた。
「アリシアが無事で良かった……ずっと寝たままだったから心配していた。あんまり、無理はしないでくれ……君と母上はやると言ったが、やはり……」
「……んっ……はっ……んんっ……」
アレクが口にしようとした言葉を遮るように、私はアレクと唇を重ねる。
私の腕がアレクの体に絡まると、彼も強く私の体を抱き締めて熱が入ったように熱く唇を重ね合わせながら愛を確かめる。
唇を離すと、私はアレクの瞳を見つめた。
「……アレク。心配しないで……私がやりたいの。だから、私を信じて下さい」
「はぁ……ほれた弱みか……分かった。アリシアの好きにしてくれ」
「アレクー!! ありがとう!!」
私は再びアレクに抱きつくと、首に腕を回して彼の唇に自分の唇を重ねた。
アレクも仕方ないと諦めた様子で私の片づけを受け入れた。
ベッドの上で抱き合ってお互いの体を手で撫でながら、満足するまで互いの体を触れ合ってキスをすると、アレクは満足したようにベッドから出て着替える。
「……アリシア。俺は仕事に行くから……何度も言うが無理だけはしないでくれ。俺は君がいないと生きていけない……」
「……うん。アレク……行って来ますのキスは?」
「ふっ……あんなにしたのにまたしたいのか……行ってきます。んっ……」
「……んっ……行ってらっしゃい」
キスをして離れるアレクに私が微笑みながらそう言うと、アレクは微笑み返してドアを開けて部屋から出て行く。
アレクが部屋から出て行ってしばらくすると、セリアがノックをしてドアを開けて部屋に入って来る。
「アリシア様! 目が覚めたのです!?」
「……ええ、おはよう。セリア」
私が体を起こしてセリアにそう言うと、セリアは嬉しそうに私に抱きついて来た。
「お、おはようございます! アリシア様!」
慌てて頭を下げたセリアが顔を上げると、私に向かって言った。
「アリシア様。フラン様が呼んでいたのです!」
「分かったわ。すぐに行くようにするわね」
私はセリアにそう告げると、セリアと共に部屋を出た。
フランの部屋に着いた私は扉をノックすると、中からフランの声が聞こえてくる。
「アリシアお姉ちゃん? 入っていいよー」
「うん! お邪魔しまーす」
扉を開けて部屋の中へ入った。
部屋の中ではフランが着替えて待っていた。
「アリシアお姉ちゃん。昨日は食事を取らないで寝たでしょ? ご飯食べに行こう……」
「そうね。行きましょうか!」
「……うん」
私はフランと一緒に食堂に向かった。




