アリシアのポーション製造。6
「えっ?」
「……アリシアお姉ちゃんも、一緒お昼寝するの……」
「でも、フランちゃん。私は出来たポーションを容器に入れ直さないと……」
「……いやぁ……アリシアお姉ちゃんと一緒に寝る。お願い……」
涙を浮かべるフランに私は少し困った表情をしたが、フランはそんなことはおかまいなしに私の腕を引っ張ってベッドまで連れて行こうとする。
そんな私の服を引っ張りながら言うフランに負けて一緒にベッドに入った。
「……仕方ないわね。一緒に寝ましょうか!」
「うん」
私とフランはベッドの上で向かい合うとお互い微笑みあった。
フランが私のことを抱き枕のようにして抱きついていると、私はそんなフランを安心させるために、彼女の体に手を置いて優しくトントンと叩いてあげる。
そうしているうちに、先に寝てしまったフランの体温を感じるとだんだん私も眠くなってきた。
やがて、フランと私はベッドの中で寝落ちしてしまっていた……
次に目を覚ますと、もう外はすっかり暗くなっていて、私は布団から抜け出そうとしたが、彼女はしっかりと私の背中に手を回して抱き枕代わりに抱きついていて起きない。
「フランちゃん? 起きて……もう夜よ?」
声を掛けても、フランは私の胸に顔を埋めて起きようとしない。
「うーん……仕方ないわね……」
私は仕方なくフランに付き合っていると、しばらくしてやっとフランが目を覚ました。
「んっ……もう朝?」
「夜よ。フランちゃんったら、良く寝てたわね」
「アリシアお姉ちゃんはよく寝れた?」
「ええ、もちろんよ」
私が答えるとフランは満足そうな表情を見せる。
そんなフランをベッドから降ろすと、私は乱れた自分の髪と彼女の髪を櫛で整えた。
「……ありがとう。アリシアお姉ちゃん」
「どういたしまして」
フランは素直にお礼を言い、私が櫛をしまうのを確認すると手を繋いで部屋を出た。
廊下を歩いていると、前からビクトリアがやって来た。
「あら、フランにアリシアちゃん!」
「あっ! お母様!」
フランはビクトリアの方に走って行くと、ビクトリアに抱きついた。
そんなフランの頭をビクトリアは優しく撫でる。




