8話 アリシアのポーション製造
城のアレクの屋敷に戻ると、私をアレクがお姫様抱っこして寝室のベッドに押し倒すと、私の上に覆い被さる。
「ちょっと……アレク。まだ日が高いのに……」
「もう我慢の限界だ……ずっと忙しくて君と一緒にいられなかったからな……今日は君を独り占めにすると決めている」
そう言って、私の顔にアレクの顔が迫ってくる。
「ちょっと……待って……」
「もう待てない……君が欲しい……」
アレクは私の唇に唇を重ねると、私を逃さないようにアレクの体が私をぎゅっと抱きしめながらベッドに横たわった。
そんな時、誰かが部屋のドアをノックする音が響く。
「……んっ……ぷはっ、アレク……誰か来たわ。早く出ないと……」
「……今日は仕事はしない。放っておけばいい……」
アレクが少し不機嫌そうになって、そう言って私の体を更に強く抱き締めた。
「アレク……だめよ。早く出なくちゃ……んっ!」
そう言って、アレクはまた私に唇を重ねる。
私はアレクの背中を優しくポンポンと叩きながら、アレクに離れるように促したがアレクはそれを無視してキスに夢中になっていた。
アレクの熱い口付けに私の脳の思考が止まって、とろけたようになってしまっている。
アレクとしばらくキスを楽しんでいたけど、まだドアをノックする音が続いていた。
「アレク……んっ……だめ……んんっ……ぷはっ!」
「……誰だ! こっちは忙しいってのに……」
アレクが渋々そう言った後、抱きしめていた私の体から離れてゆっくりと起き上がった。
「……誰だ!」
すると、アレクが扉に向かってそう言うと、扉の外から声が返ってくる。
「私です。エリサ・フラベルです」
「エリサか……入れ……」
扉がガチャッと音が鳴り、扉が開く と青い長い髪に青い瞳の少女は騎士の甲冑を身に纏った
「陛下……少しお話があるのですが……お時間頂けますでしょうか?」
アレクは不機嫌そうな表情でため息をつく。
「なんだ?」
「実は、国王陛下から急ぎの用でして……陛下にはすぐに謁見の間に来るようにと……」
「分かった。すぐに行く……」
アレクは私に向かって声を掛けた。
「アリシア。そういうことで、父上に呼ばれた。待っててくれ」
「はい。行ってらっしゃい、アレク」
私はそう言って微笑むと、エリサが私の方を見て言った。
「いえ、アリシア様もご一緒に……っとの事です」
「……アリシアも?」
あからさまにアレクは不機嫌そうな表情になった。
私はそんなアレクに向かって声を掛ける。
「アレク。お義父様が私をお呼びなら、仕方ないでしょう? 早く行かなくちゃ」
「ああ、そうだな……」
アレクにそう言って私も彼の後をついて行くように部屋を出て行こうとすると、エリサがそっと声を掛けてきた。
「……アリシア様。あの……もしかしてお邪魔してしまいましたか?」
「え? なぜですか?」
「いえ、髪が……」
「……ッ!! はっ!!」
エリサが頬を赤く染めて髪を触ると、私は自分の髪を触って乱れているのを確認して恥ずかしくなって顔を真っ赤に染め上げた。
恥ずかしくて私はうつむいた……




