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ペルロの剣

「お~い、小生帰ったけど~」

ゆるーい言葉を投げればゆるーい言葉が返ってきた。

「こっちにいますぞー」

右側から聞こえた声に足を進める。そこには仁王立ちしている一人の男が立っていた。

「おお!これはなんと!非才ここにいますぞ」

「非才?」

「この子の一人称だよ。気にしないで聞いておくれ」

「非才改め名をお教えしましょう。非才の名は孔庵こうあんと申します。これはもう何という美しい加護をお持ちの方だ!何とお呼びいたしましょうか!」

「こらこら、孔庵くん。初対面にがっつくのは良くないよ~?」

「おやおやおやおや。これは申し訳ありません。非才、加護につられました故、申し訳ありません」

「…えーと…孔庵さん?」

「そうです!非才、孔庵と申しますぞ!」

ルギ)「なんか…身長デケェな」

ペルロ)「リークさんとは比にならないな」

「それは非才に向けてのそしりと捉えますぞ?」

シャル)「いえ。ただのこちらの独り言にすぎません。」

「そうでしたか。非才もアツくなってしまった。これは非礼を詫びましょう」

「いえいえ、いいのですよ」

ペルロ)「意外に相性いいのでは?」

ルギ)「あれは戦力になりそうだ」

ナタネ)「パーティに加えるのもありか」

「孔庵くんはここに遊びに来ただけで、ちゃんと自分の国があるよ。」

「折角の熱烈なお誘い。断らなければならないのが残念で仕方ありません…!」

ペルロ)「いや、表向きでは誘ってないんだけど」

すると孔庵はペルロの腰にある剣に目をつける。

「おやおやおや。これはまた随分と好かれていない剣をお持ちのようですね」

ナタネ)「あのじじい結構わかってたポイな」

ルギ)「やっぱり輝きとか加護というのは大事なモンなんだな」

「……なるほど。何もついていない倫道の剣ですか。これはまた粗末なモノですね」

ナタネ)「これは遠慮の方じゃねぇな」

シャル)「わかるような物言い。逆にスッキリしていていいですね」

ペルロ)「そんなひどい?ねぇそんなひどいの?」

「まぁひどい!それはもうひどいのなんの!…ですが……あなた次第でこの剣は成長を遂げるでしょう」

「…成長?剣が成長するのか?」

「ええ。まぁ。にわかには信じがたいでしょうが。こちらへどうぞ。お茶でもしながらゆっくり話しましょうか。」

宮殿内―南室・茶の間

「ではまず剣についてお話ししましょうか。倫道の持つ剣とは、従来の剣とは違い、特別な加護がついている剣になります。形は様々であり、短剣、打刀、大太刀、槍、薙刀が一般的ですが、銃や弓も存在しますよ。非才とリークは主に剣といわれる最初の5つを主に使用しています。マロもその一人です。」

ナタネ)「なるほどな。俺のはどれに入るんだ?」

「ナタネ様のは打刀と呼ばれるものに属しますぞ。」

「じゃあコイツの剣は?」

「輝きのないその剣は短剣です」

ペルロ)「輝きないっていうな」

シャル)「ですがこの剣、最初から加護ついていませんね」

「…芽が出ていない。加護がついていても、剣は主を選んで芽を出します。少なくとも言えることは主と認識されていないということでしょうね。」

「おい泣いてしまうことをサラッと言うな」

孔庵)「ですがその加護。もしかしたらリークが出せるかもしれません。」

リーク)「お?小生かい?そうだねぇ。小生のやる気次第かな」

「ではそちらの剣はリークさんに任せるとしまして。あなた方倫道とはどういった組織なのですか?」

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