表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/75

おじさんと金属は紙一重のオタクかもしれない

一行は森を出て、川を渡った先を歩いていた。

「あぁ~出た出た。入口ムズイのに出口が簡単ってどういうこったぁこれは」

「出られたので無事良しとしましょう」

「ん?」

ルギは大きな影が飛んでいくのを見つけ、空を見上げた。目線の先には大きな水色の鳥が羽ばたいている。

「でっけぇ鳥だなぁ」

ペルロ)「羽綺麗だな」

「あぁ、水銀鳥すいぎんちょうですね。ですが水銀といってもみずがね色ではないです。水色と銀色の羽の鳥です」

ナタネ)「みずがね?」

「ネズミ色。とでもいいましょうか」

ペルロ)「やたら詳しいのな」

「お褒めの言葉光栄です」

ナタネ)「しっかし町が見えねぇな。」

周りを見ても町一つ見当たらなかった。するとナタネは見えない壁にぶつかる。壁は波紋を広げた。

「なんだこれ。見えねぇ壁があんぞ」

「これは町のバリアですね」

ペルロ)「バリア?」

「ええ。このようにバリアを張ることによって襲われないのです。おそらくこの先に、町があるのでしょう。」

ルギはナタネたちから少し離れて壁を通り抜けようとするも、壁は波紋を広げるばかり。

「こっちからも入れないぞ」

「なるほど。…随分と大きな町。ということでしょう。…おや」

シャルはナタネの剣が光っていることに気づく。

「ナタネさん。その剣をかざしていただけますか」

「え?うわ!なんで光ってんのコイツ?!なんかついてんじゃねぇだろな」

ナタネはシャルに言われて剣をかざす。すると波紋が大きくなり、一つの穴があく。穴から光が漏れ出し、あまりの眩しさに目を閉じた。

「おわっ!」

目を開けばそこに広がる景色はキレイな家が並ぶ町だった。

「この町は、地図には載っていないでしょう」

ナタネは本を出してページを開く。(アルク!)

「…本当だ。どこにも載ってねぇな。」

「このように地図に載っていない街はいくつもありますよ。ここもそのひとつでしょう」

ナタネ)「…まるで古代ローマのような風景だ」

ルギ)「こだいろーま?」

「あぁいや。こっちの世界の話だ」

「あ!その剣!君!」

遠くからおじさんが走ってくる。

「君!その剣!その剣をどこで手に入れたんだ!」

おじさんは息を切らしながらナタネの剣を触ろうとするが、ナタネはおじさんの手をつかむ。

「すまねぇな。目的もわからない奴に剣を触らせるわけにはいかねぇんだ。」

「あ、そ、そうですよね!申し訳ありません。実はその…剣のことでつかぬ事をお伺いしますが………その剣は、マロ様からの譲渡品でございましょうか」

「え、マロ様?」

「えぇ。あのマロ様でございます」

「えぇと、おさのマロ様?」

「はい。長のマロ様です」

「え、何アイツそんな偉いの?」

「偉いも何も!あの方は8人でできている倫道の一人ですよ!」

ルギ)「倫道?」

「えぇ!それはもう強いのなんのと!倫道の者から渡されたモノには加護がついていて、それはもう見事な剣だとお聞きしていて!いやぁその輝き!あふれ出る加護の光!まさしく倫道の者から渡されたもの!しかも!」

おじさんはペルロの剣も見る。

「これは!素晴らしい!ですが、まだ芽が出ていないようです」

ペルロ)「芽?なに?なんか生えるのコレ」

「いえ生える方ではなく、輝きがまだ秘められているということです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ