表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/75

マロの郷

ジャングルの森深く、火鳥について行けば、そこには小さな集落があった。大きな旗には模様がついていた。数十人の人々が葉っぱを切ったり、燻ったりしている。

ペルロ)「…ここは」

「ここはマロたちの郷。マロたちはここの木々から出る気によって生きている」

ナタネ)「木々から出る気って……酸素じゃねぇのか」

「酸素は人間じゃろ。マロたちは人間じゃない。マロたちは寿命が短い種族である。長くても5年。それ以上に生きられた者はたった一人の偉大な賢者様だった。」

ルギ)「ならその賢者に倣って生きればいんじゃないのか」

「それが…賢者様は薬で長生きしていたようで……その薬ができるまでは何とも…」

ナタネ)「薬っつーのはそんなに難しいのか?」

「ええ!ええ!それはもう…!難しいですよ!……賢者様の飲んでいたお薬は特別なものだったようで、葉を水に浸し、特別な養分を得るまで約3日の放置。そこから葉を燻って、細かく切り、それを真水に入れて5日の放置。それでようやく薬が出来上がります」

ペルロ)「…手が込んでるな」

「そこまでしないと薬は出来上がりませんので…」

ナタネ)「ほかに方法はねぇのか」

「これが…今一番の最善策です」

ナタネ)「……シャル、薬詳しいんだっけ?」

「…まぁ多少なりとは」

ナタネ)「マロ。このシャルを先頭に俺たちも薬を作ろう」

「?!正気ですか!この薬はただでさえ大変なのですよ!」

「薬ができなかったとしても、簡単な薬の作り方を見つけてやるよ」

ルギ)「お前急にどうし」

「その代わり、俺たちをしばらくここに置いてくれ。ソレに爺さん、あんたのその隠してる短剣。俺はその模様が気になって仕方ねぇ」

その模様はこの集落の旗と同じだった。

「……わかった。薬の調合は任せよう」

マロは真っすぐに集落の中で一番大きな家へ歩いていく。

「おいマロ!模様について…!」

「…それは薬ができてからにしてくれ」

マロは家の中に姿を消した。

ルギ)「…どうする…?」

「…薬を…薬を作ってみましょう。そこからではないとマロさんに話ができません」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ