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お仕事さがし

「必要経費は欲しいとこじゃな」

ルギたちは切り株に腰掛けて次の旅費について考えていた。

ペルロ)「ならここは無難にサクッとマネーくれちゃう金融に行く?」

ナタネ)「後がおっかねぇからパス」

その時、静かに座っていたシャルが笑顔で口を開く

「ならいっそのこと、フリークエストしましょうか」

その言葉にナタネは不満そうな顔をした。

ナタネ)「フリクエだぁ?楽なクエストじゃねーぞ?大体な、フリークエストっつーのは不利なクエスト。つまり、自分たちが不利になって戦うことが多いんだよ。意外とメインの方がやりやすいって声もあるんだ。自分の力量にあったフリクエなんて早々ねぇぞ」

ペルロ)「いや今までの戦い見てればフリクエ上級だよね?意外と強者だよね?」

ルギ)「お主戦いたくないだけじゃろ。なら倒す以外で探したらどうじゃ」

シャルは人差し指を頬に当てかわいく考え始める。ここに座って考えているこの男はきっと天使なのだろう。

シャル)「うーん、そうなるとマネーは如何程いかほどなのでしょう?やはり戦いに比べては低くなってしまうと思いますが。」

ナタネ)「…とりあえず次に着く町で情報でも仕入れるか。アルク!」

エロ本がバサバサと落ちる。

シャル)「ナタネさん男の子ですから、一冊二冊あっても不思議ではありません」

ルギ)「仏か(別の意味で)」

ナタネ)「…えーと…ここからちけぇのは……」

本を見れば隣に来たシャルが目を凝らす。

シャル)「……ヴァフですね」

ナタネ)「聞いたこともねぇな」

ルギ)「わしはあるぞ」

ペルロ)「お」

ルギ)「まぁ、人は数えるほどしかおらん。しかもそこ、厄介な町だそうじゃ」

ナタネ)「厄介?」

ルギ)「あぁ、深くは聞いてないが、この域で最も軍が多い王国の支配下にあるらしい。それ以上は聞いてはいない。」

シャル)「人が少ないのも、その王国と関係がありそうですね」

ナタネ)「ならまずは」

ナタネは切り株から立ち上がる。

ナタネ)「髪染めにでも行くか、それで」

ペルロはナタネをビシッと指さす。

「テメェ今までの話聞いてたか?!何この人!全然シリアス感持ってないんですけど!自分のことしか考えてないんですけど!毛細血管破裂しやがれこの野郎!」

ナタネ)「まぁまぁ最後まで聞けよ、俺は髪を染めるために、仕方なくお前らとフリクエやって、報酬貰って、それから」

ルギはナタネの胸ぐらをつかんだ。

ルギ)「おい、オメェがオメェのコトすんのはいいけどよ、わしらの力借りんじゃねーぞ」

シャル)「そうですよ、それは自分でやりましょうね」

ルギのメンチ切りとシャルの無言の圧力に押し負けたナタネはため息をつく。

「……今回は…アキラメマス…」

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