軍司
1)「…へぇ、屋敷のやつがねぇ…?」
2)「ソイツは結局使えなかったんだな?」
3)「見た感じからの雑魚感ハンパねっつーか」
4)「お?どこぞの誰のお話だぁ?」
至高の建物が並ぶ。護りの高い一つの王国。だが、人の姿はなかった。だが人がいない代わりに、獣たちが街をうろついていた。城から制服の1人の王女と3人の王子の話し声が聞こえる。
2)「だから無理だったんだ」
4)「雑魚だから?」
3)「そうそう、もうちょっと、考えて行動してほしかったわ」
1)「でもあの悪魔、”開発段階の使い魔”に過ぎなかったんでしょ?」
3)「使い魔でも、もっと使える使い魔にして欲しかったなぁ、屋敷を手にするの失敗じゃん?」
4)「そうだなぁ、どこぞの人間が絡んだらしい」
1)「なにそれ、初耳なんだけど」
3)「俺会いたかったなぁ、ソイツに」
2)「町に行くのも嫌がってたお前がよく言うわ」
3)「あ、そういえばアイツどこ行ったわけ?」
4)「町の偵察だと」
3)「ソッチじゃなくてアッチの」
4)「アッチかぁ。あっちならそろそろ戻るんじゃないか?」
その時、4人に顔を出したのは顔の整った一人の男。
5)「ただいま~、おや、軍司が揃いもそろって何やってるんだい」
3)「軍司の前に俺ら一応オウゾクだから!ナカヨシだから!」
5)「それは僕も入るだろう?」
3)「あったりまえじゃん!兄上!」
5)「ははは、嬉しいねぇ、で、何の話をしていたんだい?」
1)「とある人間に駆除された害虫の話…かな?」
6)「そんな話をしてる場合があるなら次の軍事を考えなさい。――あなたも」
聞こえてきた声に4人は肩をビクつかせた。現れた女は男の首根っこを掴んで引きずってく。
6)「油を売ってないで行きますよ、それとも、ココで火炙りの刑にしますよ」
5)「どこぞのジャンヌダルクだい?君はそこまで綺麗じゃないよ」
6)「いつもの調子に戻りましたね、さ、行きますよ、目を離したらロクなことが無い」
その時、女は振り返って4人の方を見る。4人は怯える肩を隠せない。
5)「イルド、グリズ、ウォナ、エルド(※1,2,3,4の順番)、書類にハンコ、忘れてましたよ」
女性は床にそっとピンでとめられた書類を置いた。
エルド)「おっかないなぁ」
イルド)「こりゃあすぐに出さないとどやされるね」
ウォナ)「休憩はここまでか~、もっとサボりてぇ」
グリズ)「仕方がない、ドゥバナ様と、リウスの言うことは絶対だからな」




