表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/75

キャラクターなら髪はしっかり染めないと

「いや、初耳なんですけど」

秘境の温泉。そこではナタネの髪色が変色していた。

旅の途中、秘境を見つけたナタネ一行の前にはそれはそれは透き通ったパステルオレンジの温泉が湯気を出していた。ルギは座って待っているといい秘境の入り口に胡坐をかく。ナタネとペルロは温泉に浸かり始める。3分経ったころ、それは突然姿を見せた。

「いや、あの、髪の色…え、なんですかそれ」

ナタネの髪色はホワイトブロンドの色になっていた。

「あ?」

「いや、髪の色…」

「あ、もしかして戻っちゃった?」

「え、戻るって何、もしかして本当の髪色ってコト?染めてたってコト?」

ナタネは髪の毛を一本プチっと抜くと、色を見た。

「あ、やっぱり戻ってる。軽く染めるのは良くなかったな。次はこうビシッと染めねェと」

「染めなきゃって何、固定色じゃなかったのミルク色って」

「んなかわいい色が固定色もとなわけねぇだろ、断然こっちだよ、コッチ」

「いや、そっちの色のほうがはるかにかわいいんですけど」

その時、聞きなれた足音がこちらに近づいてくる。

「おーい、湯加減はどうじゃ…」

ルギはナタネの髪色を見て、ナタネをじっと見つめる。

「…やはりか…お前、色が抜けたか」

ペルロ)「え、何、ルギは気づいてたの?!」

「当り前じゃ、ちょこちょこ顔見せてたからな。後ろ髪がメッシュのようになっていたんじゃ」

「えぇ、それ早く言ってよ~、ペルロ(コイツ)の時、ちょくちょくメッシュみたいに見えてたってことでしょ、カッコつけたの恥ずかしくなってくるわぁ」

「え、そういう問題なの?!」

「羞恥心だけで済んだならええじゃろ、早く上がれよ、残念ながら8月がもう終わりそうじゃ」

ルギは入口へ戻っていく。

「え、あの猛暑ってもう終わりなんですか?!」

「季節も気候も変わりやすいからな」

ナタネは湯から立ち上がると、タオルで体を拭き始める。

「さぁて、ササっと上がって次の町に行くぞ。」

ペルロもタオルを手に体を拭き始める。

「…あれ…あれ…なんか拭いたトコ臭いんですけど」

「……それ、ルギの布じゃね?」

それはいつぞやの茶色い染みが付いた布。

「それ、野糞のぐそ付きの逸品いいもんだ」

「クセェェェェェェ!!」


入口では縮こまるルギがくしゃみをした。

「早く上がらんか…冷えてきた…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ