再構築とお頭
灰色の曇天空から光が差し込んでくる。3人は光の照らす地にお頭を置いて、町を見回す。どこもかしこも人が倒れていて、生きているのは約数十人。
ナタネ)「荒れてんなぁ、まぁ再構築はすぐにでもできるだろ、ペルロ、いや、お頭さんよぉ」
「え」
ナタネ)「オメェが一番お頭に相応しいだろ」
その時、一人の輩が走ってくる。
「ペルロ!腕の赤い点滅がなくなって…あれ、お前もか」
「あ、うん!これで晴れて自由の身だ!町はすぐにでも再構築しなきゃな!」
「そうだな!…お頭!」
ナタネとルギはペルロに背中を向ける。
「ま、待ってください!」
「なんじゃお頭」
「お、俺も連れて行ってください!」
「お前には街の復興があるじゃろ」
その時、輩は集まってペルロの背中を押した。
「行って来いよ、頭!」
「頭、いいもん持って来いよ」
「ひ弱な頭だ、ちょっとは強くなってもらわないとな」
ペルロ)「お、おまえら…」
ナタネ)「こちとら保護者じゃねぇよ」
ルギ)「あ、果物の弁償の件はどうする」
ナタネ)「今はこれで十分だろ」
ナタネは半分に割れて少し腐った果物をペルロに投げつけた。
ナタネ)「報酬分はきっちりもらった。そいつが残りだ。」
ペルロ)「せめてきれいなヤツくれよ」




