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大事な武器ほどしまっておくもの

ナタネとペルロは逃げるも、どこまでも姿を撒くことはできなかった。輩はもう全体に身が散らばっており、どこへ行っても隠れる場所を見つけることはできない。

「どんだけ居やがる、お前のとこの輩は!」

「こんなにいるなんて俺も聞いてないですよ!」

その時、銃弾がナタネとペルロはが乗っていたソレに当たった。ソレは消えて、ナタネたちは一気に下に落とされる。

「よしやったぞ!」

男の声が聞こえると同時に男は悲鳴を上げた。ナタネが足蹴りを浴びせたのだ。

「情けねぇな、これだけで地を這うのかテメェらは、見た目に対して中身はオンボロなんだな」

輩はナタネに襲い掛かるも、ギリギリのところで避けるナタネに太刀打ちができない。

「テメェを庇いながらだから受け身しか取れねぇ、ペルロ、飛べるか?」

「と、飛ぶ?!俺まともに魔法なんて使ったこと…!」

「飛べる!!…テメェがなんと言おうと、俺が言うんだ。オメェは高く飛べる」

ペルロは足を地に強くくっつけるとジャンプする。同時に尻に温かい温度――ナタネの持つ火のついたマッチが当たり、驚きで高く飛んだ。

「ほら、飛べただろ」

「物理的にじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ペルロは高く飛ぶと屋上の床に強く当たった。ペルロが無事についたのを確認したナタネは足蹴りを食らわせ、倒れた輩の一人から短刀を取り出すと次々と刺していく。倒れた輩を見て短刀を捨てる。その時、たったひとり残っていた奴がナタネに攻撃を仕掛けるも、ナタネの素手のパンチで吹っ飛んでいく。

「こいつはいただいていくぜ」

ナタネは男の腰から鞘と刀をとって自分の腰に収めた。

「……行くか」


ルギは太ももと額から血を流しながらも真っすぐと杖を振るい続けていた。

「まだ出てくるのか、こりゃあ相当なモテ期じゃな」

ルギの周りで散らばる輩。周りは血の海ができていた。

「遅いな、ナタネ方が瞬発力が上というのはどういうことなのじゃ」

切り付けて切り付けて、輩を無残に地獄へ送る。60人相手に一人のじじいは杖を振るい続けた。輩がいなくなったころ、その場にルギは倒れこんでしまう。

「…おやおや、約束を果たすまでは、死ねぬというのに。まぁいい、少しここで休むか」

ルギは心臓を抑えながら意識を手放した。

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