町と果物と運び屋と
ペルロ)「で、どうしてくれんるんです?うちの商品」
「アレだ、これをこうして」
ナタネは割れた果物を1つとって後ろにあった樹に叩きつける。果物はまた割れた。
「これで3等分で共犯だ」
「いや、やったのお前だからお前にしか罪はかかんねぇよ?」
「えマジで?」
ルギ)「まぁ、商品だったのは知らずで申し訳なかった」
ルギはまた樹に腰を掛ける。
「いや俺思いっきり叫んでたんですけど」
「まぁ、これはこっちで弁償しよう、しかし――お前、どこから来たんだ?」
ルギの目は真っすぐとペルロを見る。
「俺は…ここから一番近い町からですよ、運び屋と掛け持ちで仕事していまして――」
運び屋という言葉にナタネとルギは食いつく。
「え、な、なんですか?」
ナタネ)「運び屋ってことは…なんか乗り物でも…」
「あぁ、ありますよ、この子です」
そこにいたのは推定を超える馬が2匹。その後ろには貨物がついている。
ルギ)「こんなでかいのに乗ってたのか?」
「言ったでしょ、俺運び屋だって。丁度終わったところなんで帰るとこだったんです」
「いや、運び屋ってもっと裏の方かと」
ナタネの言葉にペルロは顔を曇らせ、苦笑いをした。
「まぁ、そんなところです。というか弁償してくれるんですよね?なら町まで行きましょうか」
ナタネ)「コレ弁償で終わらん気がする」




