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第34話 群れ

34話目投稿しました!


 遅れてしまい申し訳無いです……


 次は出来るだけ早く投稿しようと思うのでよろしくお願いします!

「サウスト方面からゴブリンの群れが来ているだと?」


 俺はシロイエに訊ねる。


 今、俺達は緊急でギルドに呼び出された。


 何やらゴブリンの群れがここ、イーストに向かっているとの事。


 それの対策の為に各パーティーの代表者達で話し合っている。


 当分は勇者の訓練に時間を費やせるお思っていたのだが……


「あぁ、サウスト郊外で大規模なゴブリン達の棲家が見つかったらしくてな。サウストギルドのランク5冒険者率いる総勢100人以上の討伐隊がゴブリンの首領の討伐に向かったらしい。結果は犠牲者は出たもののゴブリンの首領はなんとか討伐したんだと。だがその群れの生き残り達が道中、村を襲いながらこちらに向かって移動して来ている」


 ゴブリン、ファンタジーでは有名な怪物。




 この世界のゴブリンは武器を使う事が出来る知能を持っており、待ち伏せや夜襲等の手をふんだんに使ってくる。


 繁殖力も凄まじく、孕ませれる生物なら種族問わず孕ますことが出来る。


 単独で行動する事は無く、必ず集団で行動している。


 今回の大規模なゴブリンの群れとなると、数を考えるだけで鳥肌が立つ。 

 


「とんでもない事になってるな。で、うちらのギルドの方針は?」


 何をやっているんだサウストの冒険者達は……ボスを倒してハイ終わりじゃないだろう?


 一匹逃せばそいつがまたどこかで群れを成す。


 ゴブリンの棲家を攻める時は赤子の一匹も逃さないのがルールだ。



「足に長ける冒険者達にゴブリンの進行ルートを探らせる、そして被害の大きいであろう村をランク3パーティー、主力級冒険者達に守らせる。他の村には数人づつ配置する予定だ」


 シロイエは案を出す。


 俺は異論はない、というかこの案より理に適った作戦が思い付かない。


 だが、一つ懸念がある。


 その懸念を挟もうとした時、もう一人の代表者が発言する。


「ちょっとまてよ、ウチのギルドで戦える冒険者っていったら前の事件のおかげで30人もいないんだぞ? その中でランク3冒険者はシロイエさんと俺のパーティー、その他1パーティーで合計7人、ランク2パーティーはデルシオンのパーティーだけ。残りはランク1冒険者、戦力不足すぎるを」


 そう、冒険者の数が足りない。そして実力も。


 シロイエはなんともないように返答する。


「わかっている、そこでイースト太守に相談して援軍を出してもらえる事になった。この援軍にゴブリンの群れの大半を受け持って貰う予定だ。その間、我々冒険者は各村の人々をイーストに避難させる」


「……上手く行くのか?」


「上手く行かせる、それしかない」


 話し合いはここで終わり、自分達の担当する村に向かう準備を始める。


 俺はこの件を二人に伝えた。


「ゴブリンねぇ、まぁ余裕よ余裕。訓練にはピッタリじゃない?」


「デルシオンさん、ゴブリンというのは強いのですか?」


「強くはない、だが数が多いのと武器に毒を塗っていたりだとか油断出来ない種族だ」


「なるほど、用心には越したことは無いと」


「ふんっ、でも結局ゴブリンの群れのボスは倒されてるんでしょ? 烏合の衆よそんなの」


 勇者は良いとして問題はユリィだ。


 確かに彼女ほどの魔法使いならゴブリンなんかに警戒する方が馬鹿らしいだろう。


 その油断で足をすくわれなければいいが……


「で、アタシ達の担当の村は何処なわけ?」


「サエバル村だ。ここから半日はかかるかな」


 サエバル村、盗賊から一度救った村だ。


 正直な話、この村はゴブリンからの襲撃は来ないだろう。


 イーストから離れており、ゴブリンの進行ルートからも大きく外れている。


 これならゴブリンの大群に遭遇する心配は無い。


「まぁ今回はイーストの兵士達がゴブリンを相手するらしいから出番は無さそうだな」


「ちぇ、つまんないの」


「まぁまぁ、じゃあ準備していきましょうか」


 


 

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