第33話 魔法
33話目投稿しました!!
今回は少し短めで説明回な感じです!
ちょっとガバッてるかもしれないので疑問な部分や御指摘等ありましたら感想欄にてお願いします……
次回も明後日になると思います、毎日投稿できず申し訳無いです!
「いい? これから魔法について教えるわよ」
ここはギルドの酒場。
依頼が一段落付き俺たち3人は各々飲み物を頼み席に座っていた。
今回のこれも勇者の訓練の一つだ、
「前も軽く説明したけど、魔法には種類があって、まずは魔術、これは元々魔族が用いていた術よ。100年前、魔族が人間界に攻め込んで来たことによって魔界から人間界に魔力が流れ込んできたの。その魔力を解析して人間達は魔族に対応する為、魔精術という物を生み出したわ。ちなみに私が使う魔法は魔精術よ」
酒を飲みながら耳を傾ける。
正直な話、俺も魔法について全く知識がない。この際だ、一緒に勉強するか。
「あの、その魔術と魔精術の違いはなんなんですか?」
「そうね、まず魔術は空気中に含まれる魔力を媒体として発動出来る魔法よ。産まれた時から人間には魔法の適正属性があってね、その適正魔法を使う事ができるわ」
「俺で言うなら強化魔法だな。属性で表すなら無属性か」
「で、次の魔精術は、体内の魔力を媒体として発動出来る魔法よ。元々はエルフという耳の長い種族の精霊術ってのを参考にして作られたわ」
「精霊術? それは?」
「精霊術ってのは、エルフがこの世界に存在する精霊達と契約を結ぶ事で使用できる術なの。火の精霊なら松明の火を操り炎の竜巻を起こしたり、水の精霊なら近場の水を操って津波を起こしたり色々できるわ。でも欠点があって、実際にその属性にあった物が無ければ術を使用する事が出来ないの」
勇者は興味深そうに話を聞いている。
「で、魔術は魔力を媒体に炎や水そのものを発現させる事ができるの。それに詠唱も一文だけで短いわ。でも魔術は精霊術と比べて細かい操作が出来ず、威力も低い」
ユリィは話を続ける。
「その中間に位置するのが魔精術よ。魔力を精霊と見立てて発動する、そうすると体内の魔力で炎や水を発現させ、細かい操作が出来るわ。その代わりに詠唱が魔術と比べて長いっていう欠点はあるけどね。まぁ細かな操作はイメージが大切だししょうが無いわ」
「理解しました、簡単にまとめると魔術は細かな操作は出来ないけど早く発動出来る。魔精術は細かな操作が出来て威力も高い、でも発動するのに時間がかかるって事ですよね?」
「そうよ。まぁアタシは魔術をおすすめするわ。剣士なら近接戦闘がメインになるでしょうし、咄嗟に発動出来る魔術の方が便利よ」
「なるほど……わかりました、私に魔術を教えて下さい」
「となると適正属性が何なのかよね。本来なら6歳になると協会で適正属性を調べるのよ。どう? 行った記憶はある?」
「その頃は……いえ、無いですね」
勇者は少し顔を暗くしながら答える。
「全くどんな親よ。適正属性一つで今後の将来がほぼ決まるってのに」
「なんだ? 幼少の時じゃないと調べれないのか?」
調べれなかったら今から調べに行けば良いんじゃないのか?
「アタシの師匠は魔法が使えないわ。理由は適正属性がわからないからって。色々と事情があて教会に行ったのが7歳の時だったらしくって、そしたら調べれないって言われたって聞いてるわ。そこから考えて無理なんじゃないかしら」
「そう……ですか」
勇者は残念そうに肩を落としている。
「まぁ、適正がわからないってだけで見つければ良いだけだし気にすんなよ」
「そう簡単に言うけど種類なんて相当の数があるからね。四大属性だったら簡単だけどそれ以外の属性ってなったら相当細かい種類になるわよ」
「……」
「ま、まぁそんなに気を落とさないで? まずは魔力を感じるところから始めましょ? そしたら何か掴めるかもしれないし」
「……そうですね! 頑張ります!」
勇者はこぶしをぎゅっと握り締めて元気よく返事をする。
先行きは不安だが、こうして勇者の魔法訓練は進んで行くのであった。




