表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

第四回・文章×絵企画

カタンカタン

作者: 尚文産商堂

この作品は牧田紗矢乃さん主催、第四回・文章×絵企画の投稿作品です。

この作品は、檸檬 絵郎さんのイラストを元に執筆しました。この場を借りて、御礼申し上げます。

檸檬 絵郎さん:https://22105.mitemin.net/

挿絵(By みてみん)

電車、どこからか発ち、どこかへ連れて行ってくれる装置。

私は、昔から電車が好きだった。

乗り込む人、出ていく人。

話す人、黙る人、外を見る人、寝ている人。

今、目の前の人も、どこかの高校生だろうか。

部活で使うような緑色をしたスポーツバックを足元に、電車の揺れに合わせて体が動いている。

しかし、その目はつむっている。

ただ、眠っているようだ。

彼女がどこから来たのかは知らない。

入ってきたときにはすでに乗り込んで、眠っていたからだ。

しかし、どこへ行くか、ということも知らない。

同じ駅で降りるとは限らないからだ。

だが、電車はそのすべてを包んで走り続ける。

次の駅、次の駅へと続けて。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ