表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS転移したからバイクで世界を見て回ろうと思う  作者: ソイラテ旨すぎだと思う人
3/25

act3 頼みの遭遇者

「うむ、少しは落ち着いたか?。色々考えこんでいたようだからまずは一息ついてくれ。」




ナッツがパスタを食べながら言ってくる。




そうだな、とりあえずここがどこかなのと、元の世界に戻れるのかわからないし、

よくある転生系お約束のチートうんぬんも女神様や神様とやらにも会ってない。

それと胸が重い、すごい邪魔。男に戻りたい…。この体って女性のアレとかあるのかな…。


経験なんかしたことないし色々とどうすんだこの先。






考えるだけで不安しかない。




「ありがとう、美味しかったよ。この食器は洗えばいいのかな?」




ナッツが食べ終えて聞いてくる。




基本は少しの水を入れ火にかけてペーパーやタオルで拭いて終わりだ。

と思ってた瞬間食器が光って使う前の状態に戻った。




「これでいいかな?」

ナッツが笑顔で食器を渡してくる。


「それも魔法?」



「そうだよ、物だけの限定だが時間を巻き戻す事ができる。便利だろう?」




すげぇな魔法、便利すぎだろ…

てことは食材とか無限じゃねーか、やばすぎんだろ。




「物と言っても食材や人にはかけれない。この魔法も禁呪だが、使用者に跳ね返ることはない。言わばロストマジックというのが定番かね。」




禁呪とか言われるとヤバイ系の魔法とかあるのかよと思いつつ、食器を受け取る。

また思考読んだのか、癖というか日常に取り組まれた感じだなこの人。




「さて、ミズキ君はこの後どうするつもりだい?」




「とりあえず元の世界に戻る前に元の肉体に戻りたいんで、ナッツさん俺を元に戻してください」


禁呪とかできるみたいだし、この人ならできそうだなと思って口からこぼれた。



「残念ながらそれはできない、性転換というのはいわば人体創造みたいなもの。ロストマジックではあるが私には出来ない、仮に出来たとしても使わないがね。代償も大きい、術者にとっても本人にとってもね。とは言え、他の手段もあるかもしれないから私には何とも言えないが。」



かなり期待してたが駄目みたいだ。これは元に戻す方法を探すしかないのか。




「先ほど不安に思っていた女性のアレだが、リルドラケンには自制できるとどこかの本で読んだ事がある。その時になればわかると思うよ。」




ふむ、自制できるってのは便利だな。人によっては寝込んでしまうというのも聞いたことがある。

とりあえず荷物を確認してみるか。

バイクに詰んでいた荷物をジッパーを開けて手探りで確認する。




「うん、たぶん全部ある。バイクは動くのか…?」




キーを入れてレディまで回しセルを押す。

キュクルルルブゥゥン!

うん、すげー調子いい。一発だ。




「おお、なんだい今の音は?」



「俺の相棒です。」



「君の相棒は意志を持っているのか?私には思考が読めないのだが。」



俺としては持ってるいるだと思うんだが…、日によって調子のいいときと悪いときあるしな…



「んーっとバイクっつって、これに乗って移動するできる物だと思ってくれればいいです」


「ふむ、乗ってみたいのだがいいだろうか?」




本当に好奇心旺盛な人だ。

そこまで難しいわけじゃないし、教えてみるか。一通りレクチャーするが覚えが早い。

教えて10分も立たずに、乗りこなせるようになっていた。




「楽しいな君の相棒は、私も欲しくなったぞ」




といってもバイクが分身できるわけもないし、あげる気もないんだがなぁと思ってると、次は俺のバイクが光り始めた。




「おいおい、まじかよ。バイクの分身とかあるわけ………分身したね、うん。意味わからんね。」




「私は何もしてないぞ、いきなり光りだしたから驚いたよ。」




これはナッツがやってないってことは異世界効果なのか…?

何故かバイクの分身はしたのだが、荷物までは反映されなかったみたいだ。

俺のバイク荷物も積んでいるし、二人乗りは不可能だったから、ナッツに譲るのであれば丁度いいのか。




「これは私が貰っていいのか、ありがたく頂戴するとしよう。」




「一先ず俺の荷物をすべて確認するので、ナッツさんはそこで待っててください。」






基本のキャンプセットとコンバットナイフ、雨具を積み忘れた俺はライダー失格だな…。

今日友達に譲る予定だったガスガンも詰んでいた。

頼まれて中古を探していた物だが、少し凝った銃器になっている。


バレットM81を2丁トーラスザジャッジが1丁(面倒くさいのでジャッジと呼ぶことにする。)

バレットは対物ライフル。アンチマテリアルライフルだ、スコープもついてる。

トーラスザジャッジはハンドガンだ。ただしこの銃ショットシェルも撃てる面白い銃だ。


「これ邪魔だよな。実弾が出るわけじゃないし、出たら出たで怖いんだけど。」


試しに撃ってみるか。

ジャッジを構え安全装置を解除する。




「ちょっとそこの木に撃つので一応離れてください」


「凄く興味があるが、言う通りにしよう」




トリガーを引く。ドン! 狙った木に穴が空いた。ビックリして尻もちをついてしまったが。


「反動あるし、どうみてもこれ実弾じゃないか…。これで身を守れってか…」


今更だがこれ持った瞬間にポケット何か出たんだがこれは…

はい新しい弾薬でした本当にry

この様子だとたぶんバレットも一緒だろうな…

ここは戦乱の世界なんですかね、神よ俺をお助けください。




「君は面白い物を沢山持っているね。どうかな、私と一緒に旅をしてみないか?私は長年とある魔法について調べているんだが、私のいた村には無かったのでね。ちなみに現状戦争をしている国はあるから用心に越した事はないと思うよ。それに君はとても珍しい種族だ。私のようなエルフは人族に捕まえられて奴隷にさせられるという事もある。勿論そんな人族ばかりではないが国によっては差別も存在するのだよ。」




やべーよここやべーよ、絶対俺死ぬよこれ。




もう頼るしかない、この万能エルフ様に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ