act25
更新が遅れて非常に申し訳ないで鵜sが、またゆるゆると出来るようにします・・
殺意の叫び終わった反動で腰が抜けてへばってた俺へ豪華な皇帝さんらしき人が手を差し伸べてきた。
「ありがとうございます」
「君が帝国の皇帝 シュドル・ビクターかい?」
ナッツが聞く。
「如何にも、余がシュドル・ビクターだ」
マントの下燃えてますよ・・・
「殿下!お召し物が燃えています!!」
「何!? 早く消さぬか!!」
生き残ってた従者さんが急いで火を消している。
登場はかっこいいけどオチがひどくて全然高貴な人に見えないんだが。
「邪魔が入った、余がシュドル・ビクターである」
いやそれさっき聞きました、やり直しとか出来ないんで・・・
「貴様ら無礼であろう!皇帝の御前であるぞ!!」
何こいつ図が高いのか言う人なのか、既にめんどくさいんだが。
「無礼はどちらであるか!この者は余らを救ってくれた恩人であるぞ!」
「ハッ!申し訳ございません殿下!」
「すまない、そのやり取りはもういいから話の続きをさせてもらっていいだろうか?」
ナッツが苦笑しながら言う。
それは火に油っていうんだぞナッツ。
「うむ この話し方変えていいか? 疲れるんだよこれ」
「陛下いけませぬそのような言葉使いは!」
キャラブレブレな皇帝さんだったっていうオチまでつくとかどこぞのハッピーry
「まぁよい、ともあれ助かった。ヴェンよ、馬車よりポーションを取り出し残った者と兵に回復をさせよ。」
「ハッ!」
そういうとさっきまで火を消していた従者さんが支持を出しながら倒れている兵の救助に向かう。
「戦況と魔法の着弾を確認したくて出てきたは良いもの、途中に奴らに襲われて成すすべが無かったのだ。感謝しているぞ」
「奴らはリルキルドと契約してたとかいう殺意の叫びだったのか?」
「そうだ、噂で聞いただけが5人の集団で暗殺、戦闘、拷問ありとあらゆる殺人をしている集団だ。あの弓使いと剣盾持ちの鎧男は聞いたことがある。我が強襲部隊200人が昨日壊滅させられたと聞き警戒して部隊を多く配置していたのだがな・・・」
皇帝が煮詰まらしたような顔で話す。
確かにあの猫女は凄まじい強さだった。遠くで見ていたが人が溶けるように死んでいった。
鎧の男も十人で一斉に襲い掛かっていたのを片手で軽く吹き飛ばしていた。
「部下には申し訳ないことをしたな・・・、君らに助けてもらった事は天の導きなのだろうか」
「あの、すみません。そろそろ手を放してもらっていいですか?」
シリアスな話をしているのに、ずっと俺の手を握ったまま話すのはやめてほしいんだが。
「これは失礼をした。君たちには大変世話になった。後日礼をせねばならぬな。名は何という?」
「リゼルト・ナッツ 君がずっと手を握っていたのがミズキ君だ」
「ミズキです」
「そうか、では翌日にでも城へ来たまえ。ヴェンよ撤収の準備は出来たか?」
「ハッ!護衛150人幸いにも死傷者無しであります!!」
「では帰還する!」
ナッツと一緒に見送った。嵐のような人だったな。
「というかあれだけ一方的だったのによく全員生き残ってたな・・・」
「あの従者のヴェンという者、回復魔法が尋常ではなかったな。死にかけていたのを全員回復させていた。恐らく禁呪だろうな」
「そういえば、魔法の種類って前にロストマジックとかなんだか言ってたけど沢山あるの?」
「ちゃんと説明していなかったね、では帰りながら話すとしよう。」
ナッツとバイクを置いてきたとろこに戻り帝都へ戻る。
どうやらこの世界の魔法は以前に聞いた戦技もそうだが段階があるらしい。
生活魔法 戦闘魔法 禁呪 大規模戦術魔術
大まかにこの4種類らしい 生活は一般的な魔法が多い、火をつけたり水を出したり、便利系
戦闘魔法は 低級 中級 上級 最上級 この4種類に分けられていて、属性が4種類。
火 水 風 土 らしい。
それに、例えば雷の魔法を出そうと思ったら複合式というのが必要になるらしく、複数の呪文を合わせたりして詠唱するらしい。
聞いててもイマイチわからなかったが、基本の上にということかな。
禁呪 いわゆるロストマジックは失われた魔法で、禁呪って言われてるから使用を認められてない魔法なのかと思ったらそうでもないらしい。魔法内容によって禁呪の中でも定められている魔法なら使っていいそうだ。ただ魔力を凄まじく使用するからあまり使える人はいない。
大規模戦術魔術は国によって得意な属性がある、帝国は爆破。爆破を食らったリルキルドは風が得意だとナッツから説明を受けた。
(こんなところだろう、話していたら着いたな。一先ずどこかで宿をとって休もうか)
(了解、俺も色々あって疲れたから寝たい)