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「ま、まあ、助かったわ。えーと……」

「スクイズだ! 【スクイズ・スオトルト】!」

「クイズ?さん?」

確かにスクイズから【す】を取るとクイズだが。

「ま、まあ、助かったわ。えーと……」

「スクイズだ! 【スクイズ・スオトルト】!」

「クイズ?さん?」

確かにスクイズから【す】を取るとクイズだが。

「ところでおめぇらなにしに来やがった?」

「食料だよ!」

バスターが答える。

「飢えか?じゃ、仕方ない食料分けてやるよ。どれくらいいるんだ?」

「そうね、地球に戻るまで」


そう、もっと早く言った方が良かったが、ルージュ達の目的は地球奪還。レタス星人の支配からの解放である。


「だったら弟を連れてってくんねぇか?」

「弟?」

ルージュが疑問を抱きながら反応した。

「おう、イフリートと契約したばかりでてんでよえぇ、強くしてやってくれ!」

「いいよわ、その代わり食料ちょうだい」

「む、仕方ないか、持ってけ!」

「わーい!」

力を使い果たして腹ペコだったバスターは喜ぶ。

「で、その弟さんはどこよ?」

「おう! あいつはこの冷蔵庫の反対にいる中を通れば早いぞ!」


「さようなら」

「バイバイ!」

二人はスクイズに別れを告げ、冷蔵庫の中へと入っていく宇宙船で。中は暗くライトを発光、ゆっくり進んでいく。食材と聞いていたから考えてもいなかったが……。

「きゃー!」

宇宙船を襲う怪物や植物! バスターの腕では交わし切れず、洞窟のような場所へ不時着した。

「どうしよ……」

「もう! バスタオルくん下手! わたしが運転すべきだったわ!」

「それは無理だよ」

「なんで?」

「あのお家はウンディーネの契約者じゃないと動かせないんだ。ほら、さっきレタス星人に力使えなくなってたでしょ?運転して疲れたからだよきっと」

成る程、宇宙船の推進力は水素の連続爆発なのだろう。それはそれとして、食材が生きていて、バスターが力を使えなく、明かりも無い、これからどうするのか?


「うーん、やっぱりスクイズさんに来てもらうべきだったわ」

「火は明るいから?」

「それもあるけど、強そうだったし、バスタオルくんより使えそうだったから」

「む、それはいくない!」

「あはは、冗談だって。にしても、スクイズさん来ないかしら?誰でもいいから助けてー!」

「しー!」

「あっ」

そう、ここは猛獣とまではいかないだろうが、危険生物の宝庫、うかつな行動は死を意味する。

「……暇ねー。…………。(もしかしてスクイズさんはわたし達をここの生物の餌にする気だっのかしら?」

そう、ここは猛獣とまではいかないだろうが、危険生物の宝庫、うかつな行動は死を意味する。

「……暇ねー。…………。(もしかしてスクイズさんはわたし達をここの生物の餌にする気だっのかしら?」

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