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水で溢れる澄んだ星


水を求めて水で溢れる惑星にやってきた二人。

「どこに着陸すんのよ?」

「潜ろうよ!」

「そうね」

二人は宇宙船を海底に下ろす。意外と深くなく、底に着いたが明るい。さて、そろそろお腹が空いたはずだ。

水を求めて水で溢れる惑星にやってきた二人。

「どこに着陸すんのよ?」

「潜ろうよ!」

「そうね」

二人は宇宙船を海底に下ろす。意外と深くなく、底に着いたが明るい。さて、そろそろお腹が空いたはずだ。

「……ねぇ、やっぱり食事するなら魚しかいないわよね?」

「どうだろ?」

「私、魚そんなに好きじゃないのよね。できれば牛肉が食べたいわ」

いきなし何を言う。

「わかった! ぎゅうぬゅく探してくる」

ボコココ。バスターは水のバリアーを張りながら宇宙船から飛び出た。

「お願いねー!」

一人になったルージュは大丈夫なのだろうか?とりあえずバスターはしばらく帰ってこない。

「ちょっと、私一人じゃない!」

今さら気付く。


バスターは食料を探して空を飛んでいた。なかなか陸が無い。諦めかけたその時!

ゴオオオオ、っと音が聞こえる。後ろを振り向くと人が炎を纏いながら飛んで追って来ていた!

「待てや!不法侵入野郎!」

「不法侵入?ここは星でしょ?誰のものでもないよ!」

炎を纏った人は続けた。

「ここは星じゃない! 俺の冷蔵庫だ!」

「えっ?」

バスターはくるっと後ろを向いて停止した。

「冷蔵庫?どういうこと?」

「いいだろう。見せてやるぜこの星の秘密!」

そう言って男は拳に力を込めて下に放った!

「プロトコルイフリート……。タンタン・メン!」

「イフリート!?」


その頃、ルージュは……。

「退屈半分不安半分。でもやっぱりお腹空いたわ。早く帰って来てよね……!」

ルージュは接近する何かに気付く。

「バスタオル君?」

宇宙船の後方を見ると巨大な生物が口を大きく開けて今にも宇宙船ごと飲み込もうとしている!

「キャー!」

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!

「な、なによ?」

突然水が干上がり巨大な生物は水性生物の為動けない。

「た、助かった?」


「な、なんて技だ、星中の水を一瞬で干上がらせた!」

「これぞ炎のイフリートと契約した俺の力だ! そして下を見よ!」

ストトン!

二人は大地に降り立つ、男はおもむろに地面の扉を開ける。そこには野菜が沢山山の如く入っていた。広さはこの星まるごとと言っていいだろう。この星は冷蔵庫だった!

「な、なんて技だ、星中の水を一瞬で干上がらせた!」

「これぞ炎のイフリートと契約した俺の力だ! そして下を見よ!」

ストトン!

二人は大地に降り立つ、男はおもむろに地面の扉を開ける。そこには野菜が沢山山の如く入っていた。広さはこの星まるごとと言っていいだろう。この星は冷蔵庫だった!

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