終わりの始まり
「リオのあの情報調達能力の正体は…実は我も知らん」
拘束され、連行中のマシューは、唐突にそう語り出した。
「…よくそんな情報を信じてこれたよね」
ジャンヌが言うと、反応されたのが意外だったのか、少し驚いてから、マシューは続ける。
「奴が我らに嘘をついて、何か得があるとは思えなかったからな…まぁ、我らにはリオの情報しか頼れるものが無かったと言うのが正直なところだがな。なのに、奴は頑なに、その情報源を喋ろうとはしなかった」
強引にでも聞いておけば良かったか、とマシューは肩をすくめる。
「…私は、死ぬ前の彼女に会ったよ」
「ほう? アイツから会いに行ったのか? そんな指示は出していなかったんだがな」
「いや、偶然だよ…ほんの一瞬だったけど、私は、異世界みたいなところにいて、そこにあの子もいた」
何を言ってるんだ、とでも言いたそうな顔をマシューはしていたが、なんとなく事情を察したのか、「ふんっ」とこちらを見下すように鼻で笑った。
「直前に会っておいて、みすみすその相手が殺されるとは、騎士団も大した事無いなぁ」
「…そもそもあんな小さな子を殺すような敵を作っておく方が問題なんだよ、言わせてもらうけど、貴方の責任なんじゃ無いの? 組織のリーダーなんでしょ?」
「なんだ、思いのほか冷たくなったな、我がリオの首を掴んだだけで慌てていた奴だとは思えないな」
「目の前で子供が首を絞められて、自分に行為を防ぐ余地があるなら、まず助ける事を優先するでしょ。私だって聖人君子じゃ無いんだから、自分の目と手の届かない場所の事まで守りきれないよ」
そりゃそうだ、とマシューは笑う。対して、ジャンヌは終始軽蔑の視線を送っていた。
「それで? 奴は何か言っていたか?」
「…鳥はもう自分達の手に入らない、って、言ってたよ。六つ目の回収おめでとうって…なんか、検索結果がどうのこうの言ってたけど…意味は私にも分からない」
「フッ…クククク…リオのやつ、最期に我らに不利になるような、不吉極まりない遺言を残しやがって」
その言葉に反して、マシューは楽しそうに笑っている。
「…貴方に人間らしい感情があるかどうか疑わしいんだけど…悲しくないの? 仲間が沢山殺されて、もう貴方一人だけなんだよ?」
「まだエイメリコが地下牢にいるだろ、勝手に殺すな」
「だとしても、五人、部下だった人達も含めたらもっと沢山、それなのに、悲しくないの? どうしてそんなに笑ってられるの?」
心底不気味だった。いや、自分が信じたく無かっただけかもしれない。人の死を、何とも思わない人間がいるなんて事を。
「…騎士団の団長、お前…いまいくつだ?」
「…なに、急に…いま関係無いでしょ」
「いいから、いま、いくつだ」
「…二十三だよ」
渋々答えると、マシューは再び見下したような視線を送る。
「そうか、我は四十になる。四十年間…何もせず生きて来たわけでは無い、そこらの老いた肉塊とは違う…様々な事を経験して、失敗も挫折も繰り返してきた、我の人生は、上手くいかない事だらけだった…しかし、その甲斐あって、成功した経験も少なからずある、失敗は成功の母とはよく言ったものだ、今までの長い経験が、我の人生を深いものにしてくれている、そう感じている」
「…何が言いたいの?」
「貴様とは違う、と言いたいのだ。仲間が大量に死んだ、ああ、それも我が今まで味わってきた失敗の一つに過ぎん。悲しくないのか、だと? 今も奴らの顔を思い出すと胸が痛くなる、しかし、それについて嘆き悲しむのは、今ではない、全てが終わった、その後だ」
マシューはズイッと顔を近づける。
「貴様はまだ経験が足りていないから、道中で転けて膝を擦りむいただけで蹲り、トボトボ歩くだけだろうがな、我は違う、例え腕が千切れようと、足が壊れようと、ゴールに着くまでは死ぬまで止まらん。何故か分かるか、我らには、そうまでして叶えたい夢がある、目的がある、命を賭しても叶えたいものがある…はっきりしているんだ、生きる意味がな」
すぐに取り押さえられ、引き離されるが、マシューは構わず続けた。
「貴様とは違うとは、そういうところだ。お前に、何か目標があるのか、曖昧で、なんとなく生きてるだけ。周りに合わせて、自分の意思を反映させず、ただ生きているだけ、だから、その周りが少し居なくなっただけでオロオロする。自分がどう生きれば良いか分からなくなるんだな、情けない、優しい? 他人への思いやりがある? そんなものは全て自分の為でしかない癖に、偉そうに語るな、貴様如きが我より上に立ったつもりか、倒れていった者の事を思うなら、まず自分がゴールへ辿り着く事が先だ、辿り着いて、それから後ろを振り向けば良い、歩んできた道のりを見て、涙を流すなり、歓喜するなり、感謝するなりすれば良い。我はそうする」
それっきり、マシューは何も喋らなくなった。地下牢に入れられるまで、不敵な笑みを浮かべたままだった。
「…ああ? リーダーも捕まったのかよ?」
向かいの牢でくつろいでいたエイメリコが、投獄されたマシューを見て、驚いた。
「らしいな、我も所詮この程度だったという事だ、すまんな、色々付き合わせて」
「いや、別にアンタに付き合ってたわけじゃねぇんだけどな…となると、もう俺達異端狩りは全滅したのか? パーキンズもアンリも、ボダンもマルティンも…リオも?」
「ああ、生きているのは、我らだけだ」
「…マジかよ…流石に、キツいな…あー、やべ、泣きそう」
エイメリコは両目に手を強く押し当てて、上を向いた。
こう見ると、エイメリコの方がかなりまともな人間に見える。
「異端狩りはこれで終わり、後の事は全部が終わってから決める…それまでそこで大人しくしてて」
ジャンヌはそういうと、見張りをつけて、その場を後にしようとした。しかし、一度だけ足を止めて、マシューに振り向いた。
「私にだって、目標はあるよ、自分の意思を持って、同じ目標を持つ仲間と一緒に歩いてたんだ。その仲間が居なくなったら、寂しくて悲しい、それでも進み続ける事は大事だし、その点に関しては貴方と同意見だけど…でも、立ち止まってしまったとしても、居なくなってしまった人達の事を悲しめる私が間違ってるとも思わない、貴方の考えだけで、一括りにしないで」
「フン、言ってろ小娘が。異端狩りは終わりだと? これで終わったと思うなよ。貴様がそうやってチンタラしている今も、我らは進み続けている事を忘れるな。必ず後悔するぞ、後の事を考えるなら…我だけでも殺しておいた方がいいぞ」
それ以上は聞かず、後の事はお願いね、と見張りに言って、ジャンヌはその場を後にした。
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「さて、お次は鳥ちゃんをどうするか…後、七つ目、最後の魔法をどうするかって事だね」
ジャンヌは指折り数えながら今後の事を考える。
「異端狩りもあっさり終わったなぁ、まぁ、ラストスパート…ふわぁあ気ぃ引き締めていこうぜ」
気怠そうに頭を掻きながら、エルヴィラは欠伸まじりに言った。
「言葉と行動が真逆なんだけど…まぁいいか、そうだね、気を引き締めて行こ!」
「本当に終わったのかな?」
心機一転、という雰囲気の中、ゲルダが少し不安そうな顔をしながら言う。
「ゲルダ? どうしたの?」
「んだよ、ビビってんのか?」
「いや、そうじゃなくて…ほら、さっきの異端狩りのリーダーが言ってた事が妙に引っかかっちゃって…アイツ、まだ何か奥の手でも隠してるんじゃないのかな」
考え過ぎ、とも言えない、むしろあり得過ぎる話だった。今までだって予想外の展開にいつも振り回されて来たのだ。今回も、そのパターンがあったって不思議じゃない。
魔法絡みの事件で、考え過ぎて損、警戒し過ぎて損という事は無い。決して無い。
「ゲルダの言う事も一理あるよね…やっぱり今から入念に身体検査しようか」
「持ち物は全部確認したけどな、まぁでも、確かに、透明化してる魔具があるかもしれねぇ」
「私何もしてないよ!」
透明化という単語に反応して、何故かムキになるドールをなだめながら、ジャンヌは考える。
あれだけ豪華絢爛な衣装だったのだ、どこかに隠しポケットとかがあっても、見落としている可能性がある。
そう考えると、だんだん不安になってきた。
しかし、引き返す事は出来なかった。
「あ、ジャンヌ様、おかえりなさい」
茶菓子を持ったウルが、そう言って頭を下げる。
「あ、ただいま…って、ウル、そのお菓子は? もしかして、お客さん来てる?」
「はい、ですので、今ジャンヌ様を呼びに行こうとしたのです」
「あー、ごめんねぇっ! すぐ行くよ! ごめんみんな、彼の検査はちょっと待っててくれない? こっちの用事を済ませてから行くよ」
そう言って、ジャンヌは客間へと急ぐ。
「ごめんなさい、遅くなりました…って、あ、サッフィ! お客さんって貴方の事だったんだ」
「お疲れ様ですジャンヌ様、遂に異端狩りのリーダーを捕らえたのだと聞きましたが、お怪我はありませんか?」
心配そうに見つめてくるサッフィに、ジャンヌは「大丈夫」と笑顔で言って、その場でくるりと回った。
「どこも怪我してないでしょ? 服も汚れてないし、珍しく無傷だよ」
「すごいですね…流石です、日に日にお強くなられて…あ、そうだ、あの、王から招集の指示が来ているのですが」
「え、王様から? なんだろ…でも、丁度いいや、六つ目の回収について報告したかったし」
ジャンヌはすぐに馬車の用意をするよう部下に指示を出す。
「六つ目…魔法の事ですよね?」
「うん、あと一つ…それを集めれば、すべて終わり」
「やっと…ジャンヌ様が解放されるんですね」
「え?」
サッフィは思わず自分の口を手で塞ぐ。余計な事を言ってしまった。つい本音が溢れてしまった。
聞かれただろう、まるでジャンヌが団長という立場に縛られているかのような言い方をしてしまった。軽蔑されるかもしれない。嫌われてしまうかも。
「も、申し訳ございません! 失言でした」
「え、いや、そんな気にしてないよ? サッフィは私の事気遣ってくれてるんだよね? 確かに、私戦ってばっかりだし…むしろちょっと嬉しかったかな」
ありがと、と言ってジャンヌはサッフィに微笑む。サッフィは正直泣きそうになった。
あまりに身も心も美しい。
「じゃあ、一緒に王様のところ行こっか、今後の相談もしたいし」
「え、いや、あの、自分は…!」
「ほらほら、行こ」
ガチガチに緊張したサッフィを隣に座らせ、ジャンヌは馬車で王の元へ向かう。
解放、戦いから離れられるという意味だったのだろう。
戦う事を求められて、また、自分から進んでその道を選んだはずなのに、サッフィがそう言ってくれた時、一瞬だけど、安心した。
「…」
血生臭い世界から抜け出したい、それはゼノヴィアも言っていた。剣を置けば、解放されるのだろうか。でも、それから自分はどうやって生きればいいのだろう。
自分にとって、これが普通だったから、正直よく分からない。
「ねぇサッフィ?」
「は、はいっ」
「もしも、もしもね? 騎士を辞めたら、何が出来るかな? 私…その後、どうやって生きていけばいいと思う?」
「どうやって…とは」
「私は剣の道しか知らない、他の事をしようにも、きっと覚えるのに時間がかかって迷惑かけちゃうかも…人に迷惑はかけたくないなぁ…」
「ジャンヌ様は、お優しいですし、的確な判断力をお持ちです…孤児院の子供達にも懐かれてますから…先生などはどうでしょうか? もしくは、普通に家庭を築く…とか」
「あははっ、真面目に考えてくれるんだ、サッフィはしっかり者だね。…そうだなぁ、もし私が路頭に迷ったら、サッフィを頼ろっかな? サッフィのコネで王宮に仕えて、メイド服とか着てみたいかも!」
「え⁉︎ いや! あの! 僕は、その、そんな立場では無いのですが! ジャンヌ様の頼みとあらば! 微力ながらご協力させていただきたいと思い! あわよくば、メイド服姿を見てみたいと思ったり思わなかったり、いえ! すごい見たいんですが! 決して変な意味ではなく! あくまでも似合いそうという意味でして!」
「え、どしたどした、キョドり方が尋常じゃ無いんだけど、私何か変な事言っちゃったかな?」
今までに無いぐらいテンパるサッフィに、逆にこっちが混乱したり、変な賑わいを見せる二人を乗せた馬車は、いつの間にか王宮に辿り着いた。
そして、いつも通りサッフィに案内され、王室の扉を開ける。
「失礼します」
いまだに顔を真っ赤にしているサッフィを、可愛いな、なんて思いながら、ジャンヌは王の前に出た。
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「いや、すまんな、いきなり呼び立てて」
「いえ、問題ありません…それで、用というのは」
「いや、大した事はないんだ、ただ、現状を知りたくてな」
王は不安そうに指を小刻みに動かしながら言う。
「ご安心ください、魔法は既に六つ、回収できております、後一つも、すぐに」
「そうか、あと一つか、もうすぐ終わりそうだな…ああ良かったぁ…マジで安心したぁ…もう近隣国が勘付き始めてて、明らかに不自然な同盟組まされそうになったり、本当に色々不安でしかなかった…」
「更に朗報です、異端狩りも実質的なリーダーであったマシューも捕らえました、これで異端狩りは解体確実かと」
「スゲェ…あ、いや、良くやった! ほんとに! これ全部終わったら特別な礼を用意する! 本当にありがとう!」
「いえ、私は仕事をしたまでですので…それに、まだカーミラの行方が分かってませんし」
桃月郷の件以来、彼女の足取りは掴めていない。特異魔法を奪ったは良いが、彼女は多分魔女のまま、いや、本人は自分を吸血鬼だと信じているのだけど、いつまたおかしな特異魔法を発現させるか分からない。早めに対処したいが、行方知れずではどうしようも無い。
「ああ、そうだな…最後まで、気を緩めず頑張ってくれ」
「はい、私もそのつもり…ーーーっ!」
失礼と分かっていながらも、ジャンヌは行動せずにはいられなかった。
王の肩を強引に掴み、そのまま押し倒す。
側近たちが困惑する中、ジャンヌは精一杯声を張り上げて叫んだ。
「伏せてぇぇぇぇぇぇぇええっ!」
直後、何かが天井を突き破り、側近達の身体をバラバラに砕いた。
雹のように降り注ぐソレは、勢い衰えず、次々と辺りの物も人も破壊していく。
「な! なんだ…何が起きている⁉︎」
「とにかく避難しましょう! ここは危険過ぎる!」
ジャンヌは即座に王を連れ、出口に向かって走り出す。
「ジャンヌ様!」
その時、破壊音を聞いて部屋に飛び込んできたサッフィが、ジャンヌの元へ駆け寄る。
「サッフィ! 良かった…無事だったんだね…他の人達は⁉︎」
「既に避難させています! 王はご無事ですか!」
「なんとかな…サッフィ、お前も早くここから出て、近隣住民の避難指示に当たれ!」
「はいっ!」
なんとか無事に外に出たジャンヌ達だったが、そのあまりに悲惨な状況に、ただ立ち尽くすしか出来なかった。
街は、一瞬のうちに、壊滅させられていたのだ。
建物は壊れ、瓦礫に挟まれた人々が助けを求めている。もう息をしていない親を揺すって起こそうとする子供や、ぐちゃぐちゃの身体を泣き叫びながら必死に掻き集める人。
まさに地獄絵図だった。
「なに…これ…なんなの…何があったら…こんな」
「ジャンヌ…アレは…なんだ…?」
王が指差す先を、恐る恐る見る。
嫌だ、本当は見たく無い。だってそっちは。
騎士団の本部がある場所じゃ無いか。
「…エルヴィラ…ゲルダ…ドールちゃん…ウル…ジョーンさん…みんな…みんなぁ…!」
本来、ここからでも見えるはずの騎士団の建物が、跡形も無くなっていて、代わりに、そこには、巨大な蒼い鳥のような怪物が大きな羽を広げて咆哮を上げていた。
そこを中心に、大きな炎が上がっていて、その火の手は徐々にこちらに向かって来ていた。
「アレは…あの鳥…なの? なんで、いきなり…」
フラフラと歩き出すジャンヌの腕を掴み、王が叫ぶ。
「ジャンヌ! 何処に行く気だ!」
「みんながいるです…! まだ、仲間達が…あそこに…! 助けないと…助けないとみんな死んでしまうかもしれないんです!」
「お前一人でどうにかなる問題じゃないだろ! 見ろ! あの怪物を! そこらの建物よりもデカい怪鳥だぞ⁉︎」
「大丈夫ですよ…私は熊の魔獣も倒した事があります…あんな鳥ぐらい」
「お前が死んだら誰が人を守るんだ! 俺だけじゃない! 国民全てだ! ここは一旦引く事が先決だろ!」
「その心配は無いですよ、ジャンヌさんがあそこに戻る必要も無い…私達は、無事ですから」
王の背後から、少女の声が聞こえ、ジャンヌはすぐに振り向いた。
「…みんな…無事だったんだ…!」
そこには、ジョーンを中心に、あの場にいた全員が無傷で立っていた。
「ふぅ…とは言え、かなり魔力を消費しました…ここから先の私に、期待しないでくださいね…」
「…忘れ形見…話は後だ、とりあえず、この地獄絵図をなんとかするぞ」
エルヴィラは、ジャンヌを見て、少し安心したような目をしながら、そう言った。
既にゲルダや他の団員達が人々の救助に当たっている。
「…なんとかする…分かった…でも、お願い、経緯はともかく、教えて…アレは、何?」
青と赤の炎を纏いながら、再び咆哮を上げる怪鳥を指差しながら、ジャンヌは言う。
エルヴィラは、「いつものパターンだ」と言って舌打ちしてから言う。
「アレは、あの願いを叶える鳥、と、マシューだ、私達も詳しい事は分からんが、どうやら合体して、ああなったらしい」
まぁ詳しい話は、コイツから聞こうや。
そう言って、エルヴィラはゲルダの氷で拘束された男を踏みつけながら言う。
「何があったんだ、元魔物使いさんよぉ?」
「エイメリコ⁉︎」
エイメリコは、不敵に笑っていた。
「話す事なんかねぇよ…ただ、そうだな、言える事はただ一つ…」
エイメリコは、顔面が歪むほど笑みを浮かべながら言う。
「テメェらは終わりだって事だよ、魔女も、騎士も、この国もな、俺達の、勝ちだ…ひひひひっ! 終わりの始まりだぜぇ?」
エイメリコは高らかに笑う。
蒼い怪鳥も、嘲笑うように咆哮を上げた。




