出会いの予感
この話は『運命のあの人』の女目線です。
思いつきで書いたので誤字等があったらスミマセン。
私は今日少し不思議な体験をした。
それは甘い甘い恋の予感。
昼休み、廊下を歩いていると人がぶつかってきて私はこけてしまった。
「いったぁ~」
「す、すみません!大丈夫ですか。」
ぶつかって来た相手は男で、見上げると手を差し出していた。
その時彼の姿が見えた。
黒い漆黒の黒髪に、人懐っこそうなクリクリの目で、童顔だがとても整っている。背は私より少し大きいぐらいで男にしては低い方だ。
「ありがとうございます・・・」
私が立ち上がると彼は一瞬動きを止め、手を握る力が強くなる。
「あの・・・手・・・」
「! す、すみません!!」
彼がパッと手を話し、赤くなった顔を必死に隠そうとするのが可愛かった。
「いえ、こちらこそ。それじゃ・・・」
「あっあの!」
彼はモゴモゴと何かを言おうしている。
私はわざと問いかけてみた。
「? なんですか?」
「いえ・・・何でもありません。」
「そうですか?では・・・」
私はそういって立ち去った。
しかし私の心臓は不覚にも、この新しい出会いにときめいていた。