エピソード 15
フリースは目を覚ました。ほたるがそこに立っていた。
「気づかれましたね」とほたるが厳かに言った。
「よくぞ耐えられました。お約束どおりあなたの愛する人を生き返らせてあげます」
ほたるは後ろの情景を示した。そこには5つの大きな球が浮かんでいた。その球の一つにはリリカが映っていた。もう一つの球の中には武器を扱う男性の姿があった。もう一つの球にはクーリンが映っていた。もう一つの球の中にはドルーチェの姿があった。最後の球の中にはサキの姿があった。
「これらの人達は生き返るとドルーチェとリリカの二人の女性となって生き返ります。しかし彼女たちにはあなたとの記憶がございません!」
「そ、そんな…」とフリースはたじろいだ。
「申し訳ありませんがこればかりはどうにもならないのです」
「だ、だったら僕の記憶をあげますよー!」
「それでよろしいのですか?」
「もちろんです」
「わかりました」
周りが深紅の霧に包まれだした。フリースは急激に眠くなりだした。
*****
フリースは眼を覚ました。
周りをガイウス国王とマリウス博士とサリウス、それと見知らぬ若い女性二人が見守っていた。
「ようやく目を覚ましたようじゃの」とマリウス博士が言った。
「ぼ、僕はどうしてたんですか?」
「フリース、有難う、私達のためにわざわざ…」とドルーチェとリリカが涙を流して言った。
「だ、誰なんですか?あなたたちは?」
「…? フリース、私達の事を覚えておらぬのか?」
「存じ上げません、誰なんですか?」
みんなは目が点になった。
サリウスが言った。「そうか、どうやらフリースは自分の記憶と引き換えにそなた達を生き返らせたようじゃ」
「そんな…」リリカが言った。
「姉上、私はフリースをサーナ王国に連れて帰って我が国の宰相にしたいと思います」
「そうじゃな、それがよかろう。私はとりあえず月に帰るぞ」
一同はそれで落ち着いた。
「兄貴、ワシたちはお互いの技術で強調しないか?超科学の研究じゃ!」
「うぬ、科学と魔術の共同存意、それでいこう!」
マリウス博士とサリウスはガッチリ手を組み合わせた!
どうも最後まで読んでくれて有難うございます。初めてのファンタジー物でしたがどうでしたでしょうか?
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