エピソード 12
「サキ様ーッ」
フリースはサキにかけよった。フリースはサキの頭を抱き抱えた。
「フリース… わ、私はもう駄目じゃ… 後を頼む…」サキは息絶えてしまった。
「ううう…」
フリースは逆上した!怒号と嗚咽が乱舞した!体中の血が逆流するのがわかった。フリースはみるみる巨大化していった。魔族として覚醒した。
魔族フリースは大魔王に突っかかっていった。しかしその体力差は歴然としていた。魔族フリースは大魔王に蹴られ、遠くに跳ね飛ばされていった。
それでもフリースは怯むことなく突っかかっていった。その度に大魔王にあしらわれ、何度も何度も跳ね飛ばされていった。
遠くの方からドリモグ号が近づいて来た。マリウス博士とサリウスが乗っていた。何やら大剣の様な物を牽引していた。「フリース、この剣を使え、科学と魔術の技術を融合した超科学の剣じゃーッ」
フリースはドリモグ号に近づき、剣を受け取った。するとみるみる力が湧いて来た。フリースは大魔王に立ち向い、ジャンプすると大魔王の頭部から剣で切りかかり、大魔王の身体を真っ二つにした。
大魔王は断末魔の如く息絶えた。
フリースの身体は縮んでいき、元のフリースの姿に戻った。
マリウス博士とサリウスはサキの亡骸を見ると「多大な犠牲を払ったのぉー」と言った。
フリースはサキの亡骸の前にしゃがみ込むと、そのまま慟哭をした。




