エピソード 11
王宮に戻ったフリースとサキは、早速ガイウス国王と大魔王を封じ込める為の作戦会議をした。
「大魔王はもはやグラニフ皇帝までも殺害してしまい、魔力の制御が利かなくなっておる。その大魔王を封じ込めるのは至難の業じゃ、どうしたものかのう…」とガイウス国王は重苦しそうな声で言った。
「私にいい案がございます」とフリースがハキハキとした口調で言った。
「先ず円盤部隊で大魔王に総攻撃をしかけるのです。それでサキ様と私が先ず円盤で大魔王のいる500m離れたの地点で降り、大魔王に気づかれないように近づき、壺で封じ込める、というのはどうでしょう?」
「しかしそんなに旨くいくかのう」
「案ずるより産むがやすしです。それで行きましょう!」
フリースが胸をどんと叩いた。
早速作戦は実行され、円盤部隊が大魔王に総攻撃をかけた。大魔王は円盤部隊を振り払っていった。
そこへ壺を持ったフリースとサキがそろりそろりと近づき、大魔王の背後へ回った。
「これぐらい近づけばもういいだろう」サキが言った。
「じゃあ壺を開けますよ」
フリースが壺の蓋を開けた。そうすると大魔王が急に動きを止め、みるみる小さくなり、壺の穴に吸い込まれていった。
「よし!」
大魔王が壺の内部に収まるとフリースが絶妙のタイミングで蓋を閉めた。
「これで良しと」
フリースはホッと溜息を吐き「これで一安心ですね!」と言った。
「いや、待て!」
サキが警戒した声で言った。
壺がぐらぐらと揺れ、やがて壺に亀裂が走り、壺はドバーンと割れ、大魔王が飛び出して来た。
「そ、そんなバカな!」
「大魔王の力が強くなりすぎておるのじゃ!」
巨大な大魔王はフリースとサキに襲い掛かって来た。
大魔王が拳をフリースとサキに当てようとした。
サキがフリースを庇い、剣でそれを受け止めた。しかし大魔王はサキから剣を奪い、それをフリースめがけて投げつけた。
「フリース危ない!」サキがフリースを庇った。剣はサキの身体を貫通した。
「あ、ぐぅぅ…」サキはその場に倒れた。
「サキ様!」フリースは叫んだ。




