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2025/5/8_19:11:17

「シスル起きて!」


「起きたところでこの世界には絶望しかない...」


「ちょっと悪魔! あんたは黙ってて!」


薄れた意識の中、柔らかい天女のような声と掠れた低い声が聞こえてきた。


「うーん...朝か...」


目を擦りながら大きく背伸びをすると、ベッドから体を起こす。


「ほらシスル、朝ごはんできてるから顔洗ってきなさい」


彼女の名前は天使。名前通り、まさに天使のような包容力でいつも優しい。天使は朝でもテンションが高い。彼女の笑顔にはいつも癒されている。


「シスル...起きてしまったか...」


彼の名前は悪魔。いつもネガティブだが天使と同様に優しい。悪魔は目のクマが酷いが、ちゃんと寝たのだろうか? 


「悪魔、夜更かしは体に毒だよ。ちゃんと寝ないと」


僕はまるで姑みたいに悪魔に言い聞かせる。悪魔は気怠そうにはーいと返事をした。


「ご馳走様ー!」


三人で天使の作った朝ごはんを食べた後、悪魔と僕で食器の片付けをする。悪魔はいつものように欠伸をしながら作業を進めている。僕はそんな悪魔の様子を見ながら幸せを噛み締めていた。


「天使...そんなに服選びに時間をかけても...誰も気にしない...」


「もう、またそんな意地悪なこと言って。私町では結構美人で評判なのよ?」


悪魔は天使の部屋のドアの前でため息をつく。もうかれこれ1時間も待っている。


「よし、今日はこれにしよっと。」


天使は部屋のドアを開けると、自慢げな表情で悪魔と僕の前に立つ


「ふふん、どうよ。可愛いでしょ?」


天使のコーデは白いワンピースに白百合の花が添えられた麦わら帽子、町の有名なブランド、エルシャールのロゴがプリントされたミニショルダーバッグを肩から下げていた。


「はいはい可愛い可愛い」


長い待ち時間で疲れていた僕は適当に流す。


「じゃ、行きましょ」


家のドアを開けて僕たちは町に繰り出す。僕の家は町の中心街にある一軒家だ。近くに噴水のある広場があって、町の子供達や家族連れで賑わっている。町の名前はテラコッタ。なんてことない、普通の町だ。


「キャー。聖騎士隊よー!」


町の入り口の方に人だかりができている


「聖騎士隊...人気...羨ましい...」


悪魔の顔が嫉妬で歪む


「聖騎士隊...珍しいわね。何かあったのかしら」


天使が困惑したような表情を浮かべる。


聖騎士隊...王家直属の近衛騎士団。王の護衛や、危険度の高い任務をこなす実力者集団だ。これまで幾度となく国の窮地を救ってきた。国民からの信頼も厚い。


「とにかく行ってみよう」


僕は二人を促して、人だかりのできている町の入り口へ向かった。入り口では凄い人だかりで前が見えないほどだったが、なんとか人混みをかき分けて聖騎士隊の見える最前列へ行くことができた。


「うわぁ...!」


生まれて初めて見る聖騎士は、白馬に乗り純銀のフルプレートメイルに身を包み、一切隊列を乱さない様子からは威厳と高貴さを感じ取れた。


「ブツブツ...ブツブツ...」


悪魔は目立つのが嫌いなのですみの物陰からネガティブなことをひたすら呟いている。


「キャー、こっち向いてー!」


天使は聖騎士にメロメロな様子だ。すると、聖騎士の一人が僕の方に目をやった...気がした。

聖騎士隊はどうやら町の中央広場に向かっているらしい。人々も聖騎士隊の後をぞろぞろと着いていった。

そして、広場につくと聖騎士隊の団長らしき人物が部下に用意させた演壇の上に上がった。そして、心の奥底に響くような重厚な声でこう言った。


「私はアルドレシア王国近衛騎士団団長、レイシム・ファルグニスだ。今回我々がこの町に訪れた理由、それは...陛下の予言があったからだ」


「予言...?」


「何か知ってるか?」


「さぁ...?」


予言という突拍子もない言葉に困惑する町の人々。それを一括すると、レイシムは話を続ける


「陛下の予言によれば、この地より生まれし災厄がやがて世界を滅ぼすだろうというものだった。その予言の後、陛下はここ3日ほど寝込んでいる。我々としても陛下に一刻も早く安心してもらうため、早急な解決をしたい。テラコッタの民たちよ、どうか私たちに力を貸してほしい」


レイシムの演説の後、テラコッタの民は歓喜し、その言葉に同調した


『うおおおおー!』


「もちろんだよレイシム様!」


「聖騎士隊のためならなんでもするよ!」


それから聖騎士隊は町で一番の宿を取ると、その中へ入っていった。そこで解散となり、人々は町のどこかへ散らばっていった。


「あの鎧の下にはどんなイケメンがいるのかなーワクワク」


天使の妄想話を聞きながら家に帰ると、悪魔がすでに帰っていたようで、テーブルのそばの椅子に座っていた


「おかえり...聖騎士隊...オーラが凄すぎて...なんだか嫌になっちゃった」


悪魔はぐったりした様子でテーブルに寝そべる。僕は妄想に耽っている天使を現実に引き戻すと、聖騎士隊の話をした。少し気になっていたこともあった


「王の予言って? そもそも王様って予言とかできたの?」


僕は素直に気になっていたことを話した。すると、さっきまで妄想に耽っていた天使が真剣な眼差しで答える


「まず、私たちの国の王様だけど彼は生まれつき未来が見えるらしくてね。その制度はなんと百発百中。その予言と近衛騎士団によってここ数十年、戦争をせずに独立を守っているのよ。今までは対岸の火事のように思っていたけど、いざ足元に火がつくと不安でしょうがない感じ?」


天使がからかうようにおいおいと僕を人差し指でつついてくる。


「べ、別に。聖騎士様のために何かしてあげたいと思っただけだよ」


僕は照れくさそうに言った


その翌日ーー


ーー家の玄関のドアが叩かれる。天使がはーいと返事をしながらドアに空いた小さな穴から外の様子を伺うと、なんと聖騎士が立っていた。


天使は慌ててドアを開けると、聖騎士が天使を見るなり、兜を取ってまるで紳士のように丁寧にお辞儀をした。兜の下には、天使の想像通りの黒髪の整った顔立ちのイケメンが姿を現した。その姿に天使はつい顔を赤らめてしまう。


「失礼。私は聖騎士隊のメシア・ラガンと申します。ここはシスル殿のご自宅ですか?」


天使はシスルの知り合いかと思い、えぇ...と答える。


(何よシスル。こんなイケメンの知り合いがいるなら紹介しなさいよね!)


と心の中で悪態をついた


すると聖騎士はニコッと微笑む。ドキッとした天使はこのままだとこの笑顔を吸い込まれそうになるのでシスルを呼びにいった。やがてドタドタと慌てたような足音と共にシスルが聖騎士の前に現れる。


「せ、聖騎士様! 私がシスルでございます! 私に何かご用でしょうか?」


シスルは憧れの聖騎士と至近距離で会話しているという事実に緊張が限界に達していた。


メシアはまたニコッと微笑む。


「そんなに緊張なさらないでください。私は聖騎士隊のメシアと申します。あなたと一度お話したいことがあって参りました」


メシアの声は落ち着いていて、どこか包み込んでくるような感じがした。その雰囲気に、シスルの緊張もほぐれていく。


「実は昨日町であなたをお見かけした際、とても驚きました。あなたの顔が昔の陛下の顔とそっくりだったのですよ」


「私の顔が...陛下と...?」


シスルは驚く。もしかしたら陛下の血族なのではと自分を疑った


「このことはもうすでに団長にも報告しております。報告したところ、団長があなたを連れてくるように仰せつかった次第です」


「...分かりました。私にできることなら協力いたします」


シスル自身も、陛下の顔とそっくりと言われれば気にならないはずはない。一刻も早くこの疑問を解消したかった。


「では明日の朝、町の中央広場にてお待ちしています」


メシアはそう言い残し、丁寧に一礼すると兜を被り家を後にした。ドアが閉まった後、天使はしばらくその場に立ち尽くしていた


「はぁ〜...イケメンすぎるわ...結婚したい」


天使の妄想はさらにひどくなっている。


「ま、王都に行くならお土産よろしくね。留守は任せなさい」


天使の表情は少し寂しそうだったが、せいぜい数ヶ月の別れだろうと思っていた。


「大丈夫だよ...シスル...留守の間は俺が...天使を守るよ...」


悪魔はいつもよりも強気に答えた。


翌日ーー


中央広場に集合した僕と悪魔は、聖騎士隊と合流した。レイシム団長はシスルの顔を見るなり驚いた表情をした。


「ほぅ...この子が...なるほど確かに陛下の若い頃にそっくりだな」


「初めまして、私はシスルと申します。よろしくお願いします」


「おぉ...礼儀正しいな。こちらこそどうぞよろしく」


レイシム団長はシスルの子供らしからぬ言動に多少驚いたが、すぐに気を取り直し周りの聖騎士に指示をし始めた。どうやらもうすぐ出立の時間らしい。周りが慌ただしくなり始めたのをぼーっと見ていると、団長が声をかける


「君は馬車の中に入っていなさい。我々と一緒にいるとなにかと目立ってしまう。それに王都の人間に見られては事だ」


そう言ってレイシム団長はシスルの頭を無造作に撫でた。


そうして聖騎士隊と共に育った町、テラコッタを出発して王都シャルルを目指す。数日の間、道なき道を進み続け馬車に揺られると、やがて舗装された道に出たのか馬車の揺れも少なくなっていった。しばらくして人々の歓声が聞こえてくる。歓声が聞こえなくなると、馬車が止まった。外から女性の声が聞こえた


「お待たせいたしました、シスル様」


馬車から降りると、周りにはレイシム団長とメイド姿の女性が一人いるだけだった。中庭だろうか? 見たこともない美しい花々が咲いている。花に見惚れていると、レイシム団長が声をかける


「報告があるので私はこれにて、シスル。また会おうぞ」


レイシム団長はそういうと足早に去っていった。僕はレイシム団長の背を見ながらここまで連れてきてくれたことに礼を言った。ひと段落したところでメイドが声をかける


「私はメイドのシエスタ・アグニテルと申します。私が玉座の前までご案内いたします」


そういうと、メイドは深々と一礼をした。僕もそれに合わせてよろしくお願いしますと一礼をしたのだった。メイドについていき、花のアーチを抜けると、荘厳な王宮が姿を現した。見上げると、天に届くような塔に、金で装飾された煌びやかな城壁。ガラスから垣間見える人々は豪華な衣装を見に纏い、まるで別世界に来たかのような印象を受ける。


(僕のこの格好...場違いすぎないか...?)


僕の今の服は白のTシャツに黒のズボン。庶民丸出しである。メイドにそれとなく要件を伝えると、服を貸してくれるようだ。


「ご安心ください。シスル様にぴったりの服がご用意されています」


僕はその言葉で一安心する。流石に陛下に会うのにこんな格好では無礼に思われてしまうだろう


僕はメイドに案内されるままに一室へ案内されると、中にはメイドが三名待機していた。ほっとしたのも束の間、ここからが地獄であった。


「あなたが...シスル様?」


「キャー! 可愛い!」


「小動物みたい...」


三人のメイドたちは目を輝かせる。嫌な予感...そうして僕を使ったファッションショーが始まってしまった。


水色のドレスや、純白のドレス、そして赤のドレス。さらには髪をハーフアップにしたりショートボブにしたりお団子ヘアーにしたり...と散々な目に遭った。結局水色のドレスにハーフアップの髪型に決まった。髪留めには水色と白の重ねリボン。銀のティアラ。何やらパウダーのようなものを塗られたり、目元にペンで何かを書かれたりする顔メイクに薄ピンクのリップ、爪には薄ピンクのマニキュアが塗られた。靴はガラスのハイヒール。僕の髪色は白だから水色がまだマシだと思った結果だ。


(正直...歩きにくい...)


服選びが終わり、部屋から出てくるとシエスタが目を見開く。


「し、シスル様...いえ、なんでもありません」


メイドは顔を赤らめていた。メイドは可愛いと言おうとして立場をわきまえて我慢したのだが、シスルには別の意味で受け取られた


(くぅ...恥ずかしい...!)


メイドはすぐに表情を整えると、足を進めた。高い天井に赤い絨毯。なんだか踏んでしまうのも申し訳なく思い、足取りがぎこちなくなる。しかし、その後ろ姿はまるで儚げな姫君のようであった。衛兵たちはシスルを見てどこの国の姫なのだろうと思考を巡らせる。


そうして登りづらい階段を抜けると、黄金の装飾のされた扉の前まできた。扉の両脇にいる衛兵もシスルに見惚れるが、すぐに表情を整える。


「それでは私はここで。シスル様、失礼いたします」


メイドはまたシスルに深々と一礼すると、去っていった。衛兵たちは声高らかに宣言する。


「玉座の間に、シスル様ご到着!」


そう言い終わると、すぐに扉を開ける。扉の隙間から光が差し込むので僕は手で光を遮りながら足を進める


ーー玉座の間にて


玉座の間は、広い空間に両端にガラスの窓があり光を取り込むような構造になっている。高い天井には豪華なシャンデリア。


(王宮もそうとうに凄かったけど、王座の間はまた一段と凄いなぁ...)


と語彙力皆無なコメントを心の中でしていると、奥のカーテンの閉じた場所から声がした


「よく来た...シスル。よ...」


陛下が言い終わる前に、カーテンのそばの両脇にいた漆黒の鎧を見に纏う青年と漆黒の翼を生やした人間...?の男が口を開く


「我の名は! 卍漆黒の騎士卍っ! よろしくぅ!」


「私は堕天使ルシファー! 闇より舞い戻った!」


「...」


(なんだこの厨二病たちは...)


唖然としているシスルの前で、漆黒の鎧の騎士がビシッとポーズを決める。背中のマントがバサリと音を立て、光を反射してきらめいた。隣の堕天使ルシファーは腕を広げ、翼を軽く広げながら、まるで舞台の上に立つ俳優のようなオーラを放っている。


「どうした天から舞い降りしヴァルキリーよ!」


「子猫のように美しき姫よ!」


一方、玉座に座る人物はというとーーまさかの頭を抱えていた。


「ねぇ、せめて謁見の時は黙っててって言ったよね!? ねぇ!?」


「フハハハッ! ナイスツッコミだ陛下! 流石は我が忠誠を誓った男ッ!」


漆黒の騎士はマントをヒラヒラさせる。


「余は王ぞ!? 処すよ? 処しちゃうよ!?」


「それは無理な話だ! なぜなら我々は、強いから!」


陛下は深いため息をつくと、シスルに弁明をする。表情が見えなくても分かる。きっとこの厨二病コンビに疲弊しているのだろう。3日間寝込んでしまったのも頷ける


「馬鹿共がとんだ無礼をかけた。変な連中ではあるが腕は立つ。お前たちが敬愛する聖騎士隊よりもな」


(アレが...?)


にわかには信じがたい。あの立派な、全国民の憧れの聖騎士隊が、あのハイテンション厨二病たちより弱い...? ありえない。絶対に何かの間違いだ


「実力を疑うのも無理はない。だが事実だ。そして、余がお前を呼び出したのには訳がある」


陛下はさっきとは打って変わって真剣な面持ちになる。厨二病コンビはそんな重々しい雰囲気はお構いなしにポーズを決めているが、一々反応するのも面倒くさいので無視することにした


「レイシムから聞いているとは思うが、余の予言の内容は覚えているか?」


「はい、確かテラコッタの地に災厄が生まれやがて世界を滅ぼすという内容でしたよね」


「うむ、だがその予言には続きがある。レイシムにも伝えていなかった部分だ」


陛下は息を整えると、話し始める


「災厄が世界を闇に包んだ時、世界の扉より二人の英雄を従えし救世の双王、現る」


「二人の英雄...まさかっ!」


シスルが厨二病コンビの方を見る


「いやあやつらではない。決してない」


陛下は食い気味に否定する。まるでその誤解だけは絶対にさせてはならないという強い意志を感じる


「フハハハッ! それもまた一興!」


「この漆黒の翼には光は似合わぬ...」


ブレないなと思いつつも陛下の話を聞く


「救世の双王とはすなわち、世界の扉を出現させる者と世界の鍵を持つ者。そなたはこの国のどこかにいる片割れの王を探しにゆかねばならない」


「それは...私には荷が重すぎます。私はただの田舎の少年。そのような大業を成すのは、いつの時代もレイシム団長のような人なのです」


シスルは断ろうとしていた。世界という運命は少年が背負うには重すぎたのだ。


その時ーー


カーテンが開かれ、陛下が姿を見せる。王笏と赤のローブを見に纏う、整然な顔つき。誰に言われるでもなく、自然に膝をつく。横に目をやると、あの厨二病コンビでさえ膝をついていた。陛下は腰をかがめてシスルと目線を合わせると静かにこう言った。


「余の予言...そしてそなたが現れた。今のお主にはそれは重すぎるのかもしれない。しかし、レイシムも最初から英雄だったのではない。仲間を集め、聖騎士隊を結成し数々の困難を乗り越え、英雄と呼ばれるに至った。そなたも信頼できる仲間を集めよ。さすればきっとそなたの背負う重みも軽くなるであろう」


シスルは、王の真摯な言葉に胸を打たれた。煌びやかな王笏を持ち、玉座の上に立つその姿は、まさしくこの国の象徴であり、重責を背負う者の覚悟が滲んでいた。


(レイシム団長も、最初は何者でもなかった...)


僕の心に火が灯ったように胸の奥が熱くなった。


「はっ!...必ず、必ずやりとげてみせます!」


シスルの真っ直ぐな瞳に陛下は少し目に涙を浮かべた

そうしてシスルは王宮を後にした。結局、衣装とメイク道具一式を三人組のメイドに押し付けられ、この格好でテラコッタまで帰ることとなった


(はぁ...天使と悪魔になんて言えば...)


天使と悪魔の笑う顔が容易に想像できる。そうして家に到着すると、天使と悪魔が笑い転げる


「な、なによその格好...ハハハッ!」


「笑える...いや喜びの感情など...いや笑える...」


シスルはもういいわ!とドレスを脱ごうとする。しかし、天使がそれを止める


「ごめんなさい。でも本当に可愛いわよ? 私が明日からコーディネートしてあげるわ。」


「くっ...しかし、なんだか今は満更でもないんだよなぁ...なんか新しい扉を開いたっていうか」
















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