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082、蔵の地下
蔵の地下 隠し扉の さらに奥
鉄格子の中 微笑む美少女
いわゆる座敷牢というやつでしょうか。
私の生まれ育った地域には蔵を持っている個人宅というのがほとんどない(あったとして農業用の倉庫とか?)ので、蔵という建物がそもそもファンタジー世界への入り口のようなイメージなんですよね。
そんな蔵の奥だったり地下だったりに隠し扉や隠し通路があって、その先には隠し部屋があるなんて想像しただけでワクワクしてしまいます。
しかし、現実の座敷牢ってそんな楽しいものじゃないですよね。
世間の目があるからやむを得ず……という場合もあったと聞きますし。
この短歌で描いた少女については、そういう歴史のことを一度忘れていただいて。
純粋に隠し部屋の中にいた人並外れた美少女だと思ってください。
人間なのかどうかも怪しい存在がこちらを見つめて微笑みを投げかけてくる。
その時あなたは、檻に手を伸ばさずにいられますか?




