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怪談短歌  作者: 牧田紗矢乃


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43/54

043、お前には……

 お前には 付き合いきれんと 言い残し

 離れていった 僕の影法師




 見捨てられるのは怖いですよね。

 友達でも、恋人でも。

 中でも一番怖いのは自分に見捨てられることかも。


 自分が自分を見捨てることはないですって?

 それはどうでしょう?


 自分のことを一番知っているのは自分ですし、何より一番長い付き合いなのが自分自身です。

 嫌な面も多く目にしてきたことでしょう。

 そして、これからも。


 長い長い付き合いの中で、自分のことが嫌になってしまうことはありませんか?

 自分のことが嫌いだという思いがあまりに大きくなりすぎると、自分自身に見捨てられてしまうかもしれませんよ?

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