詩 夜がいなくなる
夜がいなくなる
今日 この世界から夜がいなくなる
その優しい暗闇で
これからは 他の世界を守ってあげてください
私達は 朝と昼だけの世界で生きる
夜のいなくなった世界で生きる
だってこれは 約束だから
強すぎる朝と昼の光に焼かれていた
昔の人々を
どこともしれない場所からやってきた
あなたが手をさしのべて
守り続けてきた
けれどもう
もはやもう
それは気にしなくてもいいことだから
行きたい場所に行ってください
やりたい事をやってください
夜のない時代をこれから生きる事は大変だけど
私達の事はどうか気にしないでいて