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弁論・大衆への叛逆

突然だが、ワタクシは異能の力が使える。

分からない人もいると思うが、性能でいうと最低でも学園都市のレベル2以上はある。

能力名は天地創造

心象風景をもとに幻想を創り出し、世界を改変し、現界させることが出来る能力


ワタクシがこの力をすこし振るえば、何気ない学校の一瞬も美少女達が溢れるラブコメの様な風景に改変され、毎日のようにテロリストが湧いて出てくる学校に変わる


ちょっとした都会に至っては首のない馬コシュタ・バワーを駆る首なしライダーや、死徒と呼ばれる吸血鬼等の異形が闊歩する世界に変わる


何より大事な事が世界人口の30パーセントがツンデレに変わる



天地創造と何とも香ばしい事を言ってみたが、要は自身の中のバーチャル世界をリアル世界で実際に起きていることと盲信させる事。簡単に言うと逃げである


こう言った能力は、ある程度の二次元を納めた者なら、力の大小はともかく大抵の人間が行使可能だろう


ベクトルの向きはともかく、この天地創造は極めれば、現実では不可能だった自身の望む結果を自由に体験する事が出来る偉大な能力の筈なのである


しかし、現在の大衆はこれを「オタク」だの「ネクラ」だのと嘲り、蔑み、高慢にも下に見て、詭弁だと罵る。


そして、愚劣な大衆共はツイッターやスノーで培った自身のコミュニティやライフワークを愚かにも最上だと声高々に宣言する


あぁそうだとも。貴様ら大衆が異端とする我等は確かに現実から目を逸らし、1度は逃げた敗走者だとも


だが大衆よ、そんな我等を生贄とした馴れ合いが一体何を生む。協調し合うだけの人生で何が出来る。世界を切り開いてきた天才を羨望するだけで、我等を見下し広い世界を見る勇気もない者が何を残せる?いや、何も残せない。


私は三次元でエロカメラマンになるという夢があった。しかし、1度は不相応だと夢破れ、二次元への敗走者という不名誉な称号も、大衆の呆れたような失笑も甘んじて受けた。


されど私は再び旗を上げた。私には今、明確な夢がある。旗印は本と夢を象った紋。我が卑小な頭脳にいくらでも湧き出る幻想をリアルに構築する仕事、小説家だ。


大衆には舵もない船で大海原へ渡るような無謀と笑う者もいるだろう。そうだ、地位も名声も無い私にある物など何も無い。笑いたければわらうがいいさ。


しかし、何も持たぬ敗走者だからこそ分かることもある。これだけは覚えておけよ大衆。貴様らの居座るその台座は過去、傾奇者と笑われた敗走者や孤独な天才が組み上げた物だ。


いつだってそうだ、群れることしか出来ない大衆は何も生み出さず、餌を待つ雛鳥のように時代の変革を待つ


時代を超え、台座が腐り朽ち果てた時きっと貴様らは我等敗走者達が築いた台座に飛び乗るだろう。いや、絶対に飛び乗る


そして、台座に乗り損ねた敗者を愚かにも勝者の愉悦に浸りながら笑う。その足元がどうやって出来たかも知らずに


趣味とは人の偽らない心の形そのものだ。群れることが趣味の真性の大衆ならば文句は無い。むしろ拍手と賞賛を以て誠心誠意、ペンの剣を持って言葉の戦場で相見えることとしよう


たがリヴァイアサンという社会にいきる巨大な怪物に翻弄されるだけの民衆よ。貴様らは我等を笑う資格すらない。多数派というつまらん理由で他人の誇りを、矜持を汚すな


少なくとも己を偽ることを辞めた我等の方が貴様ら協調者よりは人生を誇りに思える。


悔しければ世界を見ろ。それが本来の我等を笑う最低条件なのだから

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