表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

第八話「衝撃的な発言」


 目を覚ました俺の目の前には思考を巡らせているポーズをしているビレイルの姿があった。

 隣には笑顔のお姫様キュアリスの姿もある。

 とりあえず思考を巡らせているビレイルから声をかけてみるか。


「どうしたんですか? ビレイルさん」

「あっ、リギル。起きたのか」

「はい。それよりも何か考え事ですか?」

「いや、キュアリス姫にだな」


 ビレイルは説明する。

 預言書と呼ばれるハイテンベルグ城の家宝である本にビレイルのことが書かれているというのだ。

 ビレイルと共にラタージャという国のカルジス区に向かえとのこと。


「まあ、預言書とは俄かには信じがたいが、興味はある。ということで私は”君についていこう”」


 何だ? どこかで聞いたような言葉だ。


「どうした? ボケーっとして」

「いや、何でもないですよ」

「魔王のことといい、この本に書かれていることは気になる」


 ちょっと待てよ。


「でもいいんですか? 貴方見た感じ豪華な役職とか持ってそうだし、勝手に旅なんて出ちゃって」

「私は気まぐれな性格でね。一言添えて行けば誰も気にせんよ」

「はあ」

「でわキュアリス姫、リギル殿、よろしく頼む」


 ビレイルの凛々しい瞳が眩しい。

 ってか俺、両手に花じゃね?

 左手に清楚な美しさを誇るキュアリス、右手に凛々しくこちらも違った清楚さを醸し出すビレイル。

 うーむ、ウハウハだな。

 

「ビレイル。よろしくお願いしますね! 貴方のような男の人が一緒だと頼もしいわ」


 え? 今なんて?


「キュアリスさん。男というのは?」

「あれ? 知りませんか? ビレイルはこう見えて男なんですよ」


 今日一番の衝撃。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ