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詩集 迷い道

いっそのこと

作者: 小日向冬子

料理は気まぐれ

掃除は嫌い

埃の積もった部屋の隅


面倒なことを

後回しにして

ますます面倒になっていく


街に出るのは

決死の覚悟

物の氾濫

めまいぐるぐる

あっという間に

飽和状態


人には無愛想

なのに相手の冷淡さには

至極敏感

びっくりするほど

器用に傷つく


いつまでも

適度な距離感

つかめずに

近付き過ぎては

あわてて引っ込み

ひとりぼっちとうなだれる


危なっかしくて

泣きたくなって

それでもどうしようもなくて


変わらないから

変われないから

それでも変われと

言うのなら


どうかきっぱり

捨ててください


ボクじゃないものには

どうしてもなれないから

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