I(午後から始まる小中学校校長)
R : 本日は、午後から始まる小中学校校長のⅠさんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
Ⅰ : よろしくお願いします。
R : この時間、眠いんじゃありません?
Ⅰ : いつもこのくらいの時間から小学校が始まるので、大丈夫ですよ。
インタビューが午後からで助かりました。
R : 午後の小中学校に来る生徒たちは、どういう子たちです?
Ⅰ : 普通の子たちですよ、ただ朝学校が始まるまでに起きれないってだけで。
私と同じです。
R : Iさんも朝起きれない小中学生だったんですね。
I : まぁそうですね。
自分の場合は、睡眠時間自体は子供の頃から6時間くらいで、
長くはないんですが、夜中3時とか朝方5時まで起きてて
朝9時とか11時くらいまで寝てる感じです。
だから絶対遅刻でしたね。
R : 早く寝るよう言われたでしょう?
I : 言われましたね。
それに何かしばらく薬も飲んでました。
それでもあまり変わりませんでした。
夜布団に入っても眠れないのが嫌で、
たまにかんしゃくを起こしてました。
R : つらかったでしょうね。
I : 親が朝、学校に連れて行こうとしてる間はつらかったです。
・・・親もつらかっただろうと思います。
小学校の高学年くらいから留守番したり、
家で小学校や中学校のオンライン授業や宿題を出来るようになったら、
うるさく言われなくなったので、助かりましたね。
R : それは良かったですよね。
I : はい。でも、友達もできなかったし、こんなの自分だけだと思ってたので、
孤独感はありました。
R : そうでしょうね。
給食とか部活とか家じゃできないですしね。
I : その点、午後の小中学校は、部活は無いんですが、給食はあります。
15時から1時間目が始まって、19時に給食です。
6時間目まである日は、21時ごろ下校になります。
帰りは必ず保護者に迎えに来てもらうようになっています。
R : 21時は絶対暗いですから、安全性を考えると親の迎えは必要でしょうね。
I : 保護者の仕事の帰りに一緒に帰るようにされていたり、
21時ですと仕事は既に終わっている保護者の方が多いので、
さほど負担では無いというように言っていただいています。
ここの学校に来る前のほうが、朝起こしたり学校まで付き添ったりして、
大変だったと皆さん仰いますね。
R : そうなんですね。
じゃ、生徒はもちろんですけど、保護者の方たちにも良い学校ですね。
I : だと思います。
子供が楽しそうに学校に行けると、保護者の方々も本当に喜ばれますからね。
R : やっぱり生徒たちは学校で楽しそうですか。
I : はい、すごく。
特に体育の授業は心待ちにしている子が多いです。
運動が苦手な子もいますけど、
苦手なりにその時間を有意義に使えるように工夫するようにしています。
出来る子の体の使い方を分析するとか、
そのスポーツの起源を調べて発表してもらうとか。
出来ないとダメ、合格するまで終わらない、という授業じゃないので、
気楽なようです。
R : なるほどね。楽しくないと、来たくなくなっちゃいますしね。
I : そうですね。楽しいのを何より大事にしてます。
R : 中学校を卒業したら、どういう進路に進まれてるお子さんが多いですか?
I : 通信の高校や夜間の高校に行く子が多いです。
R : その後は?
I : 夜間コースのある専門学校や大学を出て、夜間仕事をしている人が多いようです。
SEとか、夜勤専従の仕事がある仕事、例えば看護師とか。
フリーランスで受託した仕事を自宅でしている人もいると聞きます。
R : やはり、生活リズムは変えられないと。
I : 持って生まれた性質ですから。
変える必要無いと思ってます。
夜勤続いたら体壊す人もいますけど、
こっちは日勤続いたら体壊しちゃいますからね。
R : そっか。そうですよね。
みんな無理せず自然体でやっていけたらいいですね。
I : そうです。無理は良くないです。
R : 私も常日頃から、無理しないようにしています!
今日はありがとうございました。
I : ありがとうございました。