J(ゲームプロデューサー)
R : 本日は、ゲームプロデューサーのJさんにお越しいただきました。
最近私がハマっているゲーム「それぞれの人生」をお作りになった方です。
こんにちは。よろしくお願いします。
J : よろしくお願いします。
R : このゲームは、何ていうかクリアとかそういうの無いですもんね。
こんな言い方したら悪いかもしれないけど、
すごく面白いかって言ったら面白いっていうんじゃないのよね。
でも、なんだかまたしてみたくなっちゃうんで、
もう3か月くらいほとんど毎日やってます。
J : あぁそれはありがとうございます。
R : 昨日また新しく始めたんで、今ごろ生後2か月になってると思います。
見てみますね。
(ゲームのスイッチを入れる)
J : 周りがぼんやり見えて来てますね。
R : そうですね。あら?もう音がはっきり聞こえてるような感じですね。
スキップすれば早いんですけど、今回は課金しないで遊ぼうと思って。
J : ゆっくり成長を見るのも良いですよね。
R : 赤ちゃんの時なんてさほど選択肢出ないと思ってましたが、
たまに出ることもあるらしいですもんね。
J : たまに選択肢が出て、音楽などの才能が見つかることがあります。
R : もしかしたら今回の人は、音楽の才能があるかもしれません。
前の時より、この時期にしては音がクリアに聞こえている気がします。
J : 楽しみですね。
R : でも、このゲームをやっててうまく行くとか行かないとか、
その選択がその後の人生にどう影響を与えることになるのか、
本当にわからないものですね。
J : 現実もそうですからね。
R : 今までスキップ機能使って2人の人生をやりましたけど、
どちらもそれなりに大変な人生でした。
でもまぁ、最後はそれぞれ寿命を全う出来たと思うし、
いい人生だったんじゃないかな。
お金持ちの家に生まれるとか、生まれで変わるところもあって、
お金持ち気分を味わえたのも良かったです。
でも、お金持ちの生まれじゃない人生も面白かったです。
J : そうですか。
良い人生を送らせる事も出来るし、現実には出来ないような事を出来るのも
ゲームならではだと思います。
R : えぇ?例えば?
J : まぁ、その人の才能や環境でも出来ることは限られますけど、
このゲームは現実世界のニュースや衛星地図などを利用して
色々な環境や状況を作り出しますので、
出歩く場所や時間を変えたりすると、
出会う人物が変わったり、事件が起こることもあります。
R : えーーそうなんですね。
今度ちょっとやってみようかな。
・・・でも、やっぱり最後の1日とお葬式の時の事を考えると、
変な人生にしたくないって思ってしまうんですよね。
J : 何度もゲームをやって、飽きてきたら試してみるといいかもしれませんね。
R : う~ん、ちょっと不良くらいなら試してもいいかもしれない。
J : せっかくゲームなんですから、色々やってみるといいですよ。
どんな人にもそれぞれの人生があるんですし、
自分と違う人がどういう生活を送っているのか、
みんな普通知らないし、体験できないんですから。
R : そうですね。色んな人生があるんでしょうからね。
もっと色々試してみます。
・・・でも、わざと不幸になりそうな選択肢を選べないな。
J : 今のままで楽しめているようなら、もちろんそれでいいですよ。
でも、どんな人生でもそれぞれの人生が続いていくことを知ってほしいんです。
R : 熱い思い伝わりました。やってみます。
今日はありがとうございました。
J : ありがとうございました。